不可算名詞の数え方


 以前、『何故、fruit「果物」は不可算名詞なの?』の項で、英語の名詞には「可算名詞」(数えられる名詞)と「不可算名詞」(数えられない名詞)とがあると述べました。fruit「果物」やfurniture「家具」、bread「パン」などの総称は、原則として不可算名詞であると。

 ですから、例えば、We have five furnitures.(私たちは家具を5つ持っています)という文は、文法的に不可ということです。I eat a bread every morning.(私は毎朝パンを1個食べます)も不可です。

 でも、家具やパンを「1個、2個」と数えたい時、ありますよね。そんな時、どうすればいいのか。本項では、不可算名詞の数え方を解説していきます。

 例えば、先の「私たちは家具を5つ持っています」という場合なら、We have five pieces of furniture. とすることができます。ここで登場した「piece」という単語。これは、1個、2個の「個」に当たります。

 では、「パン1個」の場合はどうか。これは、パンの種類や形状にもよります。例えば、メロンパンやクロワッサンのように、丸みを帯びたパンであれば、a piece of breadと表現できます。

 一方、食パンのように「1個」ではなく「1枚」という場合は、a slice of breadとします。pieceの代わりにsliceという単語を用います。この他、「食パン1斤」の場合は、a loaf of breadと言います。loafは「切っていない丸ごとのもの」を指す語です。

 では、液体はどうか。例えば、「私は毎朝、コーヒーを1杯飲みます」を英語にすると、I have a cup of coffee every morning. となります。coffeeは不可算名詞なので、a coffeeは、注文時以外は不可です。その代わりに、a cup of coffeeとします。

 この他、「水を1杯頂けませんか?」だったら、Can I have a glass of water, please? となります。コーヒーはカップで飲むのに対して、水はコップ(グラス)で飲むので、a glass of waterとします。

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