ディベート&ディスカッション


 欧米では、自分の考えや意見を積極的に述べることが幼い頃から強く奨励されていることもあり、ディベート(討論)やディスカッション(議論)が得意な人が多くいます。一方、日本では「調和」を重んじることから、強い自己主張は、むしろ敬遠されがちです。

 こうした文化や習慣の違いなどもあり、日本人が欧米の大学(院)に留学した時、ディベートやディスカッションで苦戦するケースがしばしば見られます。欧米人の「押しの強さ」に圧倒されてしまうのです。

 この時、多くの日本人は、自信をなくしがちです。かく云う私がそうでした。アメリカのカレッジやイギリスの大学院に留学していた頃、グループディスカッションで思うように意見が言えず、自信をなくしてしまったことがあります。

 この時、「ディベートやディスカッションで、負けないようにするには、どうすればいいのか」を考えました。そこで出した結論は、「3つのスキルを伸ばすことが重要である」ということです。その3つのスキルとは、「論理的思考」、「知識」、「英語力」です。

 まず、何かで発言をするとなると、意見に論理性を持たせる必要があります。ですから、お題に対して、「Aを得るにはBが必要で、Bを得るにはCが必要。だからまずはCの獲得を優先すべきだ」といったことを考える。結論と理由をはっきりさせることが重要です。

 このように、物事を論理的に考えることが重要なのですが、それには相応の知識がなくてはなりません。ただ、思い付きで喋っているだけでは、意見に説得力が生まれません。そうすると、他のメンバーに言い負かされてしまいます。

 論理的思考と、それを可能にするための知識を備える。それに加えて、外国人(特に欧米人)を相手にディベートやディスカッションをするとなると、相応の英語力も必要です。

 ここで言う英語力とは、単に語彙や文法の知識が豊富なだけでは不十分で、ディベートやディスカッションで有効な「英語の言い回し」を十分に備えていることを指します。単に相手を論破するのではなく、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を述べる。こうした「技」を身に着けることが重要です。

 「オンライン英語教室のUB English」の「ディベート&ディスカッション対策」では、ディベートやディスカッションで有効な英語力の強化に加え、あとの2つのスキル(「論理的思考」と「知識」)にも触れながら、総合的な対策を行います。ご興味ある方は、お気軽にお問合せ下さい。