オンライン英語教室のUB English経営理念


 「自己紹介」の項でも述べたように、私は28歳から40歳までの12年間、首都圏で店舗型の英語・英会話スクールを経営していました。その間、リーマンショックの翌年を除く11期で、黒字決算することができました。

 起業当初、近隣には、私のスクールを含めて英語・英会話スクールが6社ありましたが、廃業時には、私共ともう1社の2社しか残っていませんでした。それだけの激戦区で黒字を続け、留学による自主廃業できたことは、スクール経営者としての小さな誇りでした。

 何故、私共が生き残れたのか。様々な要因が考えられますが、一つは、ライバル他社と比べて「低コスト」を維持していたことがあると思います。他社がオフィスビルのテナントとして大きなフロアを借りていたのに対して、私はマンションの一室を借りての経営でした。

 また、他の英会話スクールが、スタッフを常駐させており、人件費がかかっていたのに対し、私共はスタッフを雇わず、私と非常勤講師とだけで運営していました。他にも、大々的な広告宣伝はせず、ホームページからの集客ができていたことも大きかったと思います。

 そして、コンテンツの面では、他のスクールが「規格型」のレッスンを行っていたのに対して、私共は「完全マンツーマン」で、生徒個々のレベルや目的、要望などに合わせて、レッスン内容をカスタマイズしていました。

 それにより、生徒のニーズに応えやすく、CS(顧客満足度)を維持しやすかったように思います。それが、高いリピート率を維持することを可能にし、新規客獲得に依存しない経営を可能にしたのではないかと思います。

 レッスンをカスタマイズするということは、つまり、10人生徒がいれば、10通りのレッスンを用意するということです。ですから、レッスンの準備が大変でした。スクール側からすると、グループレッスンの方が、準備や利益率という点で、断然「おいしい」のです。そこを敢えてマンツーマンにこだわったのは、生徒個々のニーズにきめ細かく対応するためでした。準備が大変で、利益率も低いけれども、生徒のためになると考えたのです。

 今回、7年ぶりに再び自身のスクール「オンライン英語教室のUB English」を立ち上げ、舵取りすることになりましたが、違いは「店舗型」から「オンライン」に変わったという点だけで、レッスンを生徒個々に合わせてカスタマイズし、生徒の要望に応えるというスクールの経営理念は、以前と同じです。  この理念に共感し、ご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問合せ下さい。