発音矯正


 旅行や出張で、アメリカなどの英語圏に行った時、これまで学んだ英語力を試してみようと、現地の人に英語で話しかけたところ、自分の英語が思うように通じず、がっかりした経験のある方、少なくないのではないでしょうか。

 かく云う私がそうでした。高校卒業後、渡米し、現地のカレッジに通うことになったのですが、渡米当初、自分が話したことに対して、「Pardon me?」(すみません、何ですって?)と聞き返されることが多く、愕然したのを覚えています。

 すっかり自信をなくし、人との交流を避けていた時期もありました。同時に、「何故、自分の英語が通じないのか」を考え始めたのです。その時、気付いたのが「発音」でした。

 自分では、正しく発音しているつもりでいたのですが、ちょっとした母音のずれや強勢(アクセント)の違いなどにより、聞き取ってもらえなかったのです。そのことを、現地のテレビ番組を見ながら、ネイティブの発する音を注意深く聞くことで気付いたのです。

 そこから、ひたすら「ものまね」を始めました。つまり、聞こえた通りに音を発する訓練をしたのです。ネイティブが発した言葉の発音が、自分の思っていたのと少し違うなと感じた時には、聞き取った音に近い音が出せるようになるまで、何度も口に出して練習しました。

 当時は、音声の出る電子辞書などもなかった時代でしたので、発音記号を見ながら、単語の音をこまめにチェックしました。それまでは、辞書と言うと「意味の調べるもの」だったのですが、その頃から、音を調べる目的でも使用するようになったのです。

 そうして、少しずつネイティブが発する音に近い音が出せるようになると、「Pardon me?」と聞き返されることも減っていき、徐々に自信を取り戻していったのです。

 その後、アメリカのカレッジを卒業後、日本の大学に3年次編入し、英語学を専攻しました。その時、「英語音声学」や「英語音韻論」などを受講し、英語の音声を体系的に学び直したのです。つまり、「実践」と「理論」を重ね合わせたということです。

 発音が上達すれば、単に自分の発話が相手に通じやすくなるだけでなく、相手の言うことも聞き取りやすくなります。「オンライン英語教室のUB English」の「発音矯正」は、英語の聞き取りが苦手な方や、自分の英語が通じず、自信をなくしている方などに特にお薦めです。私がこれまでに培った理論と実践を交えながら、発音力アップのお手伝いをさせて頂きます。ご興味ある方は、お気軽にお問合せ下さい。