昨日のブログで、IELTS Speaking Test Part 2のスピーチを首尾よく進めるには、「1分間の準備時間」を如何に有効活用するかがポイントだと述べました。
「1分間の準備時間」で、5つの質問項目の答えを準備する(手短でOK!)。さぁ、この後は、いよいよ「1~2分間のスピーチ」です。
「1~2分間のスピーチ」のポイント。それは「長すぎず、短すぎず」です。ちょうどいい長さにスピーチを収めたいところです。それには、どうすればいいのか。
「1分間の準備時間」で用意した「カード」を順番に切っていきましょう。あまり出し惜しみせず、積極的にカードを切っていくことが重要です。
いきなり本題に入ると、スピーチが短く終わってしまうのではないかと心配して、意図的に前置きを長くする人がいますが、その必要はありません。
むしろ、最初に「答えの核心」に触れることが重要です。その上で、必要に応じて、追加情報を入れます。
1つの質問事項に対して、3センテンス前後で答えるようにします。その際、できるだけ、最初のセンテンスに「答えの核心」を持っていくようにしましょう。昨日のブログで取り上げたお題をもとに、答え方のサンプルをご紹介します。
(例題)
①Describe someone who influenced you the most in your life.
You should talk about
②-Who the person is
③-How you met the person
④-What the person said or did to you
⑤and explain why the person is important for you.
このうち、②の答え方のサンプルを以下に挙げます。
(②Who the person isへの答え[サンプル]>
Dr. Murata is a professor in English literature at ABC University. She has considerable expertise in the field, which impressed me a lot. Her class was always so informative and inspiring that I got more interested in Shakespeare.
(訳)
村田先生は、ABC大学の英文学の教授です。彼女はその分野の専門知識がかなり豊富で、私はたいへん感銘を受けました。彼女の授業は、いつも非常に有益かつ刺激的だったので、私はシェイクスピアに更に興味を持ちました。
ご覧の通り、3つのセンテンスで答えていて、そのうちの最初のセンテンスで「その人は誰か?」の問いに答えています。
そして、残り2つのセンテンスでは、追加情報を盛り込んでいます。それにより、自分の人生にどう影響を与えたか、という本題への答えにも触れることになっています。
尚、このサンプルは、最初のBody(スピーチの主要部)ですが、これで1つの段落を形成しています。この3つのセンテンスで、時間は約20秒です。
質問項目が全部で5つあるので、スピーチは5段落構成になります。各段落、これ位の分量で話すと、20秒×5=100秒(1分40秒)です。ちょうどいい長さですよね。
IELTS Speaking Test Part 2 のスピーチの進め方のポイント、つかめましたか?さぁ、この後は、たくさん練習することです。
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