IELTSのrequirement「要求されるバンドスコア」が6.0~7.5である場合、Writing Task 2では、どういったことを意識すればいいのか。
昨日のブログでは「パーフェクトなアカデミックライティング」ではなく「書ける英語で書く」ことが重要だと述べました。つまり「難しく書こうとしなくていい」ということです。
平易な表現であってもいいので、正しく書くこと。つまり、凡ミスをなくす。IELTS Writing Task 2で評価を上げるには、これが重要です。
そのために、書き上げた後に、見直しの時間を取ることを推奨しています。加えて、書いている最中にも、ミスを起きにくくすることが重要です。
そもそも何故、凡ミス(スペルミスなど)が起きるのか。様々な要因が考えられますが、一つには、「焦り」があるのではないかと思います。
これは、作文に限らず、あらゆる物事に共通することかと思います。つまり、「焦り」があるとミスをしやすい、ということです。
例えば、プロ野球選手でも、時に簡単なゴロを横にはじくといったエラーを犯すことがあります。
通常の心理状態なら、簡単にこなせるようなプレーでも、ミスをしてしまう。そこには、「この試合は負けられない!」といったプレッシャーや焦りがあるものと思われます。
逆に、「自分はできる!」といった自信があれば、心にもゆとりが生まれ、プレッシャーがかかるような場面であっても、ミスはしないはずです。
作文に置き換えると、「自分は時間内に250語以上書ける!」といった自信があれば、書いている最中にも、心の余裕が生まれます。
そうすると、落ち着いて書くことができるので、ミスも起きにくいはずです。つまり、凡ミスをなくすには、自信をつけることが大事だ、ということです。
「オンライン英語教室のUB English」では、IELTS Writing Task 2において、まず3分間の考量時間を取ることを推奨しています(*時間配分詳細はこちら)。
この3分間で、Questionに対する自分なりの意見をある程度まとめます。いきなり書き出すのではなく、です。
そして、35分間で250語以上を書き切るようにします。その後、4分間を見直しに充てます。
3分で考えて、35分で250語以上を書く。これを何度も練習し、できるようにする。そうして、「語数が足りない!」という事態をなくすのです。
どんなテーマであっても、「3分で考えて、35分で250語以上を書く」というのができるようになれば、「自分は書ける!」といった自信が芽生えます。
そうなれば、書いている最中の「焦り」は消えるはずです。「語数が足りないかも」とか「250語を書き切れないかも」といった不安があるうちは、「焦り」は消えません。
書いている最中、常に「焦り」がある。これこそが「凡ミス」の温床と言えます。だからこそ、「焦り」をなくすための努力をする必要があります。
「凡ミス」をなくすには「焦り」をなくす必要がある。「焦り」をなくすには「語数が足りる!」といった「自信」をつける必要がある。
「自信」をつけるには「経験値」を増やす必要がある。「経験値」を増やすには「たくさん書く」必要があります。
但し、「何でもいいからとにかく書く!」というのではなく、IELTS Writing Task 2に即したものを書くべきです。
「オンライン英語教室のUB English」の「IELTS対策」では、IELTS Writing Task 2の類題を数多く提供し、生徒さんには「たくさん書く!」を実践して頂いております。
また、ただ書くだけではなく、添削やフィードバック、指導も受けられます。そうして、経験値を高めることで、自信をつけて頂きます。
ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せください。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。
昨日(2020年12月6日[日])、拙著『IELTSライティングTask2・実践問題集<5日間トレーニング>』の予約注文の受付をAmazon Kindleにて開始しました。