ライティングテスト対策(1) <英文エッセイの構成の基本>


 英検やTOEFL、IELTSといった英語資格試験などでは、ライティングテストが課されます。そのライティングテストで点数を上げるには、英文エッセイの構成の基本を理解しておく必要があります。本項では、英文エッセイの構成の基本を論じてみたいと思います。

 ライティングテストの問題で多いのが、あるテーマについて、賛成か反対かを問うものです。例えば、Some people say that consumption tax should be raised in order to improve the welfare system. Do you agree? 「福祉制度を充実させるために、消費税を上げるべきだと言う人がいますが、あなたは賛成ですか?」といったものです。

 こうした「二項対立式」の問題においては、まずIntroductionで、自らの立場を表明する必要があります(*その方法の詳細は、前項『ライティングテストでのIntroduction(導入)の書き方』をご参照下さい)。もし反対の立場なら、I disagree with the statement that consumption tax should be raised in order to improve the welfare system. とします。

 その上で、理由を2~3、Body「胴体部分」で述べていきます。各Bodyに含めるべきものは、Reason(理由:Topic sentence)とExample(具体例)です。この時、「AだからB、BだからC」といったstepを踏むと、「だから消費税増税には反対である」といった結論部分(Conclusion)に持って行きやすくなります。以下に例を挙げます。

 まず、Reason(理由:Topic sentence)は、「増税は経済を悪化させるから」とします。次に、Example(具体例)ですが、「消費者ものを買わなくなる」→「会社が儲からない」→「給与減」→「税収の低下」→「福祉サービスが改善しない」といったstepを踏むことができます。これを英語にしますと、下記の通りです。

 First, raising consumption tax will make the economy worse. After consumption tax is raised, people will consume less. Then, businesses will make less profit and pay less to their employees. Because of this tax revenue will decrease, which means that the welfare system will not be better.

 Bodyでこのように述べ、Conclusion(結論)では、For these reasons, I do not agree with the statement~. 「こういった理由から、~という意見には賛成しない」と述べます。

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