ライティングテストでのIntroduction(導入)の書き方


 英検など、英語資格試験でのライティングテストのお題でよくあるのが、Do you agree with~?「あなたは~に同意しますか?」というもの。これに対して、自分の意見や考えを述べていく課題です。

 このタイプの英文エッセイで、生徒が書いた英文を見ていると、Introduction(導入)でYesやNoで書き出している文面をよく目にします。しかし、正式な英文エッセイにおいて、冒頭でいきなりYesやNoで書き出すのは、正しい書き方とは言えません。

 もちろん、お題に対して答えていくのが、ライティングテストの基本ではありますが、何に対して賛成なのか(或いは、反対なのか)を、英文エッセイの中で表明する必要があります。質問文は欄外にあるので、YesやNoで書き出すのは、本来はおかしいのです。

 では、どうやって書き出せばいいのか。例えば、同意するのであれば、I agree with the statement that S V. 「SがVするという声明に同意します」などと書き出します。that以下に、質問の内容を書き入れます。

 例えば、質問(お題)が、Some people say that consumption tax should be raised in order to improve the welfare system. Do you agree? 「福祉制度を改善するために、消費税を上げるべきだという人がいますが、あなたは同意しますか?」だとします。

 これに同意するなら、I agree with the statement that consumption tax should be raised in order to improve the welfare system.「福祉制度を改善するために消費税を上げるべきだという声明に同意します」と書き出します。

 こうすれば、英文エッセイの中で、statement「声明」の内容を明確にできます。Yes, I do. とか Yes, I agree. だけだと、何に同意しているのかがわかりません。

 もし、あなたが、英文エッセイの読み手で、お題を知らずに、生徒(受験者)が書いた英文エッセイだけを渡されて、それを読まなければならないとします。その際、英文エッセイの書き出しで、いきなり「Yes, I do.」とか「Yes, I agree.」などと書いてあると、「何に同意しているの?」と思うでしょう。

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