TOEICによく出る「使役動詞」の使い方


 「オンライン英語教室のUB English」では「TOEIC対策」を開講しているのですが、授業中よく「これは、使役動詞ですね」などと解説することがあります。その際、生徒から「使役動詞って何でしたっけ?」と聞かれることが少なくありません。

 そこで、本項では、「使役動詞とは何か」ということと、TOEICでは、どのように「使役動詞が使われているか」について、解説していきたいと思います。

 まず、「使役動詞」とは何か。英語の使役動詞は、4種類あります。make, let, have, getです。使い方は、make/let/haveの後に「人」の目的語が来た場合、その後に動詞の原形を置きます。getの後に「人」の目的語が来た場合は、後にTo不定詞が続きます。make/let/have/getの後に「もの」の目的語が来た時は、後に動詞の過去分詞形が続きます。

 では、具体例を見ていきましょう。TOEIC Part3の会話文の例を挙げます。A: The photocopier downstairs is out of order. B: Again? I thought we had it fixed just the other day.

 Bの発言の「had」。これが「使役動詞」です。had it fixedとなっていますが、hadの目的語であるitはphotocopier「コピー機」、つまりは「もの」です。よって、その後には、「~を修理する」という意味の動詞fixの過去分詞形(fixed)が続いています。

 この会話文の意味は、「A: 下の階のコピー機が故障しているね。B: また?つい先日、修理してもらったと思ったんだけど。」です。「使役動詞」のhad(原形have)は、「(OをV)してもらう」という意味を持ちます。

 この他の例を挙げますと、TOEIC Part7のEメールの文などによく使われる表現で、Please let us know as soon as your schedule is fixed.「あなたの予定が確定したら、私たちに知らせて下さい」といった文があります。

 この文では、「let」という使役動詞が使われています。let+O(人)+V(原形)「(人)にVさせる」という使い方をします。let us knowは「私たちを知っている状態にさせる」=「私たちに知らせる」という意味になります。  如何でしたか?

 「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、「使役動詞」など、TOEICでよく出る語の意味や用法を、指導経験豊富な日本人英語講師が、わかりやすく、ていねいに解説致します。ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。