英文エッセイの基本は「1段落・1テーマ」


 英検やTOEFL、IELTSなどの英語資格試験の「ライティング」では、与えられたお題に対して、自分の意見を述べる「英文エッセイ」が課されます。この「英文エッセイ」を書くにあたり、抑えておくべき基本的なルールが存在します。

 そのうちの一つが、本項のタイトルにもある「1段落・1テーマ」です。一般的な英文エッセイは「5段落構成」になります。①Introduction(導入)、②③④Body(胴体)、⑤Conclusion(結論)です。

 例えば、Should the government do more to protect the environment?「環境を保護するために、政府はもっと取り組むべきか」というお題だとします。それに対して、YesかNoか、自身のスタンスを導入部分で表明します。

 その後、それをサポートする3つの理由を胴体部分で論じていきます。この時、注意すべきなのは、「1つのBodyにつき、1個の理由を述べる」というものです。

 生徒の書いた英文エッセイを添削していると、1つの段落に2つの理由が述べられていることがあります。

 例えば、先のお題に対して、導入部分でYesと述べたとします。その理由が、①自然災害が増えるから、②大気汚染などによる健康被害が増えるから、③水没などによる経済的損失が増えるから、だとします。これら3つの理由を、それぞれ段落を区切って述べる必要があります。

 例えば、第2段落(=Body①)で、First of all, we will have more natural disasters such as floods and landslides unless we protect the environment.「第一に、環境を保護しなければ、洪水や土砂災害などの自然災害が増える」と述べるとします。これが、この段落のtopic sentence(要旨説明文)です。この後、具体例などを挙げ、このtopic sentenceをサポートする必要があります。

 そして、2つ目の理由である「②大気汚染などによる健康被害が増えるから」は、次の第3段落(=Body②)のtopic sentenceとして用います。第2段落に入れるのではなく。

 このように、英文エッセイには、遵守すべき基本的なルールが幾つか存在します。「オンライン英語教室のUB English」の「英文ライティング添削」では、そうしたルールを指導し、構成面での充実を図ります。ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。