英語教師に求められる能力は大きく３つあります。その３つとは、①英語力、②指導力、③コミュニケーション能力、です。このうち、①英語力にどうやって磨きをかけるか。本項では、この点を論じてみたいと思います。
そもそも、英語教師に求められる英語力とは如何程のものなのか。例えば、中学、高校の英語教師なら「英検準１級以上」というのが、文科省が示す一つの目安です。小学校教諭の場合は、そもそも英語が専科ではないので、特に明確な基準はありませんが、最低でも「英検２級」はあった方がいいのではないかと思います。
では、具体的にどうやって英語力を磨いていけばいいのか。やはり、資格の取得を目指しながら、学習を進めていくのがいいのではないかと思います。
例えば、あなたが中学校の英語教師の先生で、まだ「英検準１級」をお持ちでないとします。その場合、英検準１級の取得を目指しながら英語力の向上を図る、というものです。その方が、ただ漫然と英語を学ぶよりも、学習に身が入りやすいのではないかと思います。
現役の英語教師の先生方は、皆さん大変忙しい日々をお過ごしです。そんな中、限られた時間で英語学習を進めるとなると、何かしら具体的な目標設定をした方が、学習効率を上げやすいはずです。
また何より、資格を取ることで、英語教師としての「自信」が芽生えます。生徒は先生に対して遠慮なく「先生、英検何級持ってんの？」と聞いてくることがあります。そんな時、英検準１級を持っていれば、堂々と「英検準１級を持ってるよ」と言えるようになります。
そして実際、英語力そのものもアップします。英検準１級に合格するには、相応の語彙力が求められます。加えて、英検は英語の４技能を問う試験なので、「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」の全てのスキルがバランス良く向上します。
資格の取得を目指して英語学習を進めることで、「資格」と「英語力」の両方を同時に手にすることができます。先生方にとっては、まさに一挙両得と言えましょう。
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