「過去分詞形」って何?


 英語の授業をしていると、「過去分詞形」という言葉を使って説明することがしばしばあります。英語講師としては、極めて日常的な言葉であっても、生徒にとってはそうでないこともあります。実際、「過去分詞形って何ですか?」と聞かれることもあります。

 「過去分詞形」とは何か。そう問われると、なかなか難しいものがあります。難しく言うと、「動詞の活用変化の一つ」ということになります。つまり、英語においては、動詞は「原形」―「過去形」―「過去分詞形」の3つの「形」があるということです。

 このように言うと、よく生徒は「わかった、一番右のやつでしょ?」と言います。そう、一番右のやつです。例えば、goなら、go – went – goneと活用変化しますが、そのうちの一番右のgoneが「過去分詞形」です。

 恐らく、学生の頃、算数の九九と同じように、英語の動詞の活用変化も、無理やり暗記されられたのではないでしょうか。先のgo – went – goneの他、eat – ate – eatenとか、speak – spoke – spokenとか。これらの動詞はいずれも「不規則変化動詞」です。

 「不規則変化動詞」とは、「原形」―「過去形」―「過去分詞形」のそれぞれの形が大きく変わる動詞のことです。一方、「規則変化動詞」は、基本的に語尾に「-ed」を付けます。例えば、visit – visited – visitedやstop – stopped – stoppedなどです。

 で、この「過去分詞形」、いったいどんな時に使うのか。大きくは2つあります。

 一つは、「受動態」です。要するに「~される」などの「受け身」のことです。例えば、The window was broken by the boy.(その窓は、その少年によって割られた)といった文です。受動態の基本は、「be動詞」+「動詞の過去分詞形」です。

 もう一つは、「完了形」です。例えば、I have been to Alaska once.(私はアラスカに一度行ったことがある)という文。これは「現在完了形」の文ですが、「現在完了形」の基本は、「have(又はhas)」+「動詞の過去分詞形」です。ここでのbeenはbeの過去分詞形です。

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