criticizeとblameの違い


 英語を学んでいると、似た意味を持つ単語(類語)が多いなと感じますよね。例えば、criticizeとblame。共に「~を非難する」という意味を持つ動詞です。

 ただ、この2つ、意味や用法が全く同じという訳ではありません。では、いったいどう違うのか。

 まず、criticize。これは、「非難」というよりもむしろ「批判」に近いです。つまり、criticizeには「批評」や「評価」の意味合いが含まれる、ということです。

 例えば、ある評論家が、政府の政策の拙さを指摘する。こういった時、criticizeがピタリと当てはまります。

(例)Many critics criticize the government for its poor economic policy.

「多くの評論家が、拙い経済政策のことで、政府を批判している。」

 一方、blame。これは、「非難」というより「(相手)を責める」といった意味合いを持ちます。

 例えば、二人での共同作業がうまくいかなかった。この時、「失敗したのは、お前のせいだ!」と相手を責める。こういった場面では、blameがしっくりきます。

(例)The man blamed his partner for the failure of the project.

「その男性は、事業の失敗のことで、パートナーを責めた」。

 criticizeとblameの他にも、英語には多くの類語があります。これらの違いを理解し、場面に応じて、適切に使い分けられるようになりたいものです。

 それができるようになれば、英文を書く際、書き手の意図が読み手に正確に伝わるようになります。

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