expectとpredictの違い


 英語には類語(=似た意味を持つ語)がたくさんあります。例えば、expectとpredict。辞書を引くと、ともに「~を予想する」という意味が載っています。

 ただ、厳密に言うと、expectが「~を予期する」であるのに対し、predictは「~を予測する」です。

 例えば、今が試験前で、思うように勉強ができていないので、今度の試験では、あまり良い点数が取れないんじゃないかなと思っている、という場合。

 この時に使うのは、expectです。ところが、試験後のテスト結果を見ると、予想していたよりも点数が良かったとします。

 この場合は、I got a better score than I had expected.「予想していたより良い点数を取った」などと表現します。

 一方のpredict。これは、専門家による分析の下、選挙結果を予測したり、株価を予測したり、といった場合に用います。

 例えば、Some investment analysts predict that the stock price of FT Corporation will rise.「FT社の株価が上昇すると予測する投資アナリストもいる」といった具合です。

 いかがでしたか? expectとpredictの違い、わかりましたか? このように、意味は似ているけれども全く同じではない類語が、英語にはたくさんあります。

 これら類語の微妙な違いを知り、英会話の際、場面に応じて正しく使い分けられるようになるといいですよね。

 「オンライン英語教室のUB English」の「基本英会話」では、英語の類語の使い分けについて、指導経験豊富な日本人英語講師が「完全マンツーマン」で指導します。

 ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せください。レッスン内容などに関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 なお、2022年7月30日(土)、Amazon Kindleで『英語類語表現の使い分け』を発売します。どうぞご利用下さい!