lastとfinalの違い


 lastとfinal。ともに「最後の」という意味を持つ形容詞です。この2つ、類語ではありますが、意味や使い方が全く同じではありません。では、この2つ、どう違うのか。

 lastは、一続きの中の「最後の」を意味します。一方、finalには「完了、終結」の意味合いが込められます。

 では、「最終電車」を英語で何と言うか? the (     ) train。さぁ、カッコに入るのは、lastかfinalか。

 午前5時の始発から、1日何便もの電車が運行します。そして、午前0時に最後の便が出発する。

 これってつまり、朝からずっと続いた運行スケジュールの最後の便ってことですよね。ということは、「一続きの中の最後の」なので、lastを使います(the last train)。

 では、「最終試験」はどうか。例えば、ある講座を受講した際、期の終わりに試験があり、それに合格すれば、修了書がもらえる、といった場合。

 これは、この試験での講座の「完了」を意味することから、finalを用いて、the final examとします。

 lastとfinal。結構ややこしいですよね。このように、区別の難しい類語が、英語にはたくさんあります。

 しかし、英会話で、自分の意思を正しく相手に伝えるには、類語の正しい使い分けが必要です。

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