政治家や企業が不祥事を起こした際、よく「説明責任が問われる」などと言われますが、この「説明責任」を英語では、accountabilityと言います。
このaccountabilityは名詞で、動詞形はaccountです。accountは自動詞で、前置詞forを伴い、「~の理由を説明する」という意味を持ちます。以下に例文を挙げます。
The stockholder asked the management of the company to account for the failure of the project.「その株主は、会社の経営陣に、事業の失敗の理由を説明するよう求めた。」
ここでのaccount forはexplainに近いですが、explainが物事全般の説明を意味するのに対し、account forは理由の説明に限定されます。
account forが持つ意味は「~の理由を説明する」だけではありません。他には「(~の割合)を占める」という意味もあります。以下に例文を挙げます。
Overseas students account for a third of all the students in this class.
「留学生が、このクラスの全生徒の3分の1を占めています。」
「~の割合を占める」という意味のaccount forの後には、上記の例文のように「数詞+名詞」が続きます。
account forは、この他「(人)の安否を確認する」という意味でも使います。この場合、「人」が主語に来て、受動態で使われることが多いです。以下に例文を挙げます。
All the passengers of the sunken ship have already been accounted for.
「沈没した船の乗客全員、すでに安否が確認された。」
このように、account forは、大きく3つの意味を持ちます。英検2級によく出る熟語ですので、ぜひ覚えておきましょう。
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