ネットがあるから辞書は不要?


 私の世代(40~50代)では、英語を学ぶ際、辞書は必携アイテムでした。実際、私が学生の頃は、辞書(特に英和辞典)を引きまくりました。

 ところが、今の学生さんは、辞書をあまり使わないようです。事実、私の生徒さんの中にも、辞書を持ってすらいないという人もいます。

 彼らにとっては、スマホが辞書がわりのようです。スマホでググれば、すぐに意味が調べられる。だから、辞書は要らない、という訳です。

 確かにネットは便利です。私もネットで単語を調べることはあります。とはいえ「ネットがあるから辞書は不要」だとは思いません。

 ネットより辞書の方が、深い学びが得られるように思います。なぜなら、一つ一つの語の情報の質が、辞書の方が高いと感じるからです。

 例えば、ある動詞を辞書で引くと、第一義だけでなく、第二義、第三義も載っている。この他、それぞれの語義の用例も載っています(*辞書によって異なります)。

 更に、自動詞か他動詞か、も載っています。また、辞書によっては、原義や語源が載っているものもあります。加えて、その派生語(名詞形や形容詞形等)も載っている。また、語法(不定詞VS動名詞、that節の可否等)も載っています。

 このように、辞書は情報の宝庫なのです。だから、英語を学ぶ際は、ぜひとも辞書を使うことをお薦めします。

 そして、ある時、辞書を引きまくる時期を作ると、英語力はグンとアップします。芯の太い英語力を身に着けたい方は、ぜひお試しください。

 「オンライン英語教室のUB English」では、辞書の使用など、英語の勉強方法に関するアドバイスも適宜、行っております。

 英語力を伸ばしたいけど、勉強の仕方がわからずお悩みの方、まずはお気軽にお問合せください。レッスン内容などに関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

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