状態動詞と動作動詞


 ひとくちに「動詞」と言っても、種類があります。大別しますと、「状態動詞」と「動作動詞」の2つです。

 「状態動詞」とは、文字通り、現在の状態を表す動詞のことを言います。

 例えば、I know him.「私は彼を知っています」のknow。これは「~を知っている」という状態を表す動詞です。

 この他、I like apples.「私はりんごが好きです」のlikeも「~を好む」という状態を表す動詞です。

 他には、I have two brothers.「私には二人の兄弟がいます」のhaveや、I understand how you feel.「君の気持ちはわかるよ」のunderstandも「状態動詞」です。

 これらの「状態動詞」に共通すること。それは、進行形にはならない、という点です。

 例えば、「私は彼を知っている」と言う時、I am knowing him. とはしない、ということです。

 一方、「動作動詞」とは、文字通り、人や動物などの動作を表す動詞のことです。

 例えば、I eat breakfast every day.「私は毎日、朝ごはんを食べます」のeat。これは「~を食べる」という動作を表す動詞です。

 この他、I often ride a bicycle.「私はよく自転車に乗ります」のrideも「~に乗る」という動作を表す動詞です。

 他には、I drive to work.「私は車で通勤します」のdriveや、I read a newspaper every day.「私は毎日、新聞を読みます」のreadも「動作動詞」です。

 これらの「動作動詞」に共通すること。それは、進行形にできる、という点です。

 例えば、「私は今、朝ごはんを食べている」と言う時、I am eating breakfast now. とする、ということです。

 つまり、進行形にできるのが「動作動詞」で、できないのが「状態動詞」だということです。

 学校英語では、進行形は「be動詞+動詞のing形」だと習いますが、厳密には「be動詞+動作動詞のing形」です。

 ですので、「進行形を作るには、とにかく動詞の語尾にingを付ければいいんだ!」といった覚え方はしない方がいいですね。

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