ＴＯＥＩＣで５００点を獲るには語彙力強化が不可欠です。では、具体的にどんなレベルの単語を知っておく必要があるのか。以下に、例題を挙げてご紹介いたします。
（例題）
In order to save costs, some employers hire more ( ) workers than permanent ones.
(A) familiar (B) industrial (C) key (D) temporary
選択肢には、４つの異なる形容詞が並んでいます。つまりは「語彙問題」です。語彙問題は、本文中に必ずヒントとなる語があります。
この問題では、ヒントとなる語が２つあります。１つは空所直後のworkers「社員」で、もう１つはpermanent「常勤の」です。
workerと相性の良い形容詞で、かつpermanentの対語になるもの。正解は、(D) temporary「臨時の」です。
temporary workersで「臨時職員」または「契約社員」という意味になります。一方、permanent workersは「正社員」のことです。
文の意味は「経費を抑えるために、正社員よりも契約社員を多く雇う経営者もいる」です。
「契約社員」のことをtemporary staff、略してtemp staffと言うこともあります。「テンプスタッフ」っていう人材派遣会社がありますね。あの「テンプ」はtemporaryのことです。
他の選択肢はそれぞれ、(A) familiar「～に精通した」、(B) industrial「産業の」、(C) key「主要な」という意味の形容詞です。
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