TOEICのリスニングセクションでスコアを伸ばすには、リスニング全体の約7割を占めるPart3、4の正答数を増やす必要があります。
しかし、TOEIC・Part3、4は、流れが速く、また質問文と選択肢を読まなければならないので、受験者にとっては、非常に負担の大きいパートです。
TOEICの難関とも言うべきPart3、4。これを克服し、正答数を増やすには、何が必要なのか。私は、大きく「3つの力」が必要だと考えます。
その「3つの力」とは、①リスニング力、②語彙力、③瞬発力です。これら「3つの力」をしっかりと備えることが重要です。
①「リスニング力」は、言うまでもなく「聞く力」です。とりわけKey sentence「答えを導く上でカギとなる文」を、しっかりと聞き取る力です。
Key sentenceを聞き取るには、質問文の先読みが極めて重要です。質問文に含まれる具体的な語句を待ち伏せしながら聞くと、Key sentenceが取りやすくなります。
ただ、そういった備えがあっても、Key sentenceを正しく聞き取れず、きちんと意味を理解できなければ、正答を選ぶことはできません。
ですので、Key sentenceをしっかりと聞き取る能力が必要です。その意味で、①リスニング力は、TOEIC・Part3、4の正答数を増やす上で、必要不可欠です。
次に、②語彙力。まず、質問文の意味を正確にとる必要があります。加えて、Key sentenceの意味を正しく理解する必要があります。
このことに加えて、Key sentenceと正解の選択肢との「言い換え」に気付く必要があります。
何故なら、TOEIC・Part3、4では、Key sentenceで使われている語句を、正解の選択肢では、それと同じ意味を持つ別の語句に言い換えることが非常に多いからです。
この「言い換え」に気付くには、相応の「語彙力」がなくてはなりません。リスニングの問題だからと言って、単純に「聞ければOK!」というものではありません。
それともう一つ。Key sentenceと正解の選択肢との「言い換え」に、瞬時に気付いて正答を選ぶ「瞬発力」が必要です。
TOEIC・Part3、4は、一問一答式ではありません。一つの会話や説明文を聞きながら、3問連続で答えなくてはなりません。
よって、Key sentenceを聞き、その中の「答えの核心部分」を正確に聞き取り、正解の選択肢との「言い換え」に気付いて、答えをパッと選ばなくてはなりません。
ここで少しでももたつくと、次の問題のKey sentenceを聞き逃す可能性があります。そうなると、1問目は正解できても、2問目、3問目を落とす恐れがあります。
TOEIC・Part3、4は、会話文や説明文が流れ終わった時点では、当該問題を3問とも解けていなくてはなりません。
そして、その後の解答時間(8秒×3問=24秒)は、その問題を解くためではなく、次の問題の「先読み」に充てる必要があります。
つまり、それだけテンポよく解いていかねばならない、ということです。その意味で、「瞬発力」は欠かせません。
「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、これら「3つの力」を伸ばすためのトレーニングを行っております。
それにより、TOEIC・Part3、4の正答数を増やし、リスニングセクションのスコアを伸ばすことを目指します。同時に、TOEICのトータルのスコアアップを図ります。
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