英検2級ライティングテストでの「POINTS」の活用について


 前項『英検2級ライティングテストの時間配分について』で述べたように、英検2級のライティングテストに割ける時間は、15分程度です。

 そのうち、最初の3分間を「アイデア出し」のための考量時間に充てることを提案しました。あとは、「書くことそのもの」および「見直し」に時間をとる必要があります。

 つまり、英検2級ライティングテストにおいては、「じっくりと案を練る暇はない」ということです。

 この点を考慮してか、英検2級ライティングテストでは、「POINTS」が3つ挙げられています。これらを使わない手はない、と私は考えます。

 英検2級ライティングテストは、アイデアの独創性を競うものではないだけに、「使えるものは使っちゃえ!」というスタンスの方が得策だと思います。

 余程の妙案が浮かばない限り、「POINTS」を使って、「アイデア出し」の時間を短縮するようにしましょう。

 英検2級ライティングテストに取り掛かる順序としては、まずTOPICを見て、その後に「POINTS」を見ます。これにより、YesかNoかの判断をつけやすくなります。

 そして、Body(エッセイの中の主要部)では、2つの理由を挙げる訳ですが、「POINTS」を使うことで、理由の大きな部分は既に出せていることになります。

 よって、考量時間では、「論理の展開」(構成面)と、2つの理由をサポートするための「具体例」を出すことにフォーカスします。

 例えば、TOPICが「Do you think that we waste too much food?」(我々は食べ物を無駄にし過ぎていると思いますか?)だとします。

 そして、「POINTS」が、①The environment「環境」、②The economy「経済」、③Convenience「利便性」だとします。

 これらの「POINTS」を見ると、どういった論理の展開ができるかが、ある程度、想像できるはずです。以下に、考え得る例を挙げます。

 ①環境面であれば、食品ロスによりゴミが増えるので環境に悪い、といったことが考えられます。

 ②経済面であれば、お店が儲けるために、大量の食品を売ろうとするものの売れ残り、それらを捨てている、といったことがあります。

 ③利便性であれば、お店で出来合いのものを買うのがあまりにも便利で、消費者が必要以上に買ってしまい、食べ切れなかったものを捨ててしまう、といったことが挙げられます。

 こうして、「大枠」が決まれば、後はその具体例を考えます。例えば、②であれば、「クリスマスケーキ」や「節分の巻き寿司」などが挙げられます。

 このように、与えられた「POINTS」を使うことにより、一からアイデアを出す必要がないので、時間の節約につながります。

 また、限られた考量時間を「論理の展開」と「具体例の創出」に集中投下できるので、より中身の濃いエッセイを書くことにもつながります。

 よって、英検2級のライティングテストでは、「POINTS」を有効活用することが、良い評価を得る要諦と言えます。

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