英検2級ライティングテストの時間配分について


 英検2級ライティングテストで良い結果を出すには、適切な時間配分が重要です。短すぎず、長すぎず。早過ぎず、遅すぎず。ちょうどいい塩梅を心得ておきたいところです。その「ちょうどいい塩梅」とは、どういったものかを、本項では論じていきたいと思います。

 語彙問題や読解問題、およびリスニングの選択肢の先読みの時間などを考慮すると、英検2級ライティングテストに割ける時間は、せいぜい15分程度です。そして、この15分をどう使うかが、勝負の分かれ目となります。

 私が推奨する時間配分は次の通りです。15分のうち、最初の3分間を考量時間に充てます。その後、10分間を書くこと充て、最後の2分間で見直しをする、というものです。これが、最も現実的な時間配分だろうと思います。

<英検2級ライティングテストに費やす「15分間」の使い方>

①アイデアなどの考量時間(3分)

②エッセイ(文章)を書く(10分)

③書いた文の校正・見直し(2分)

 最初の3分間の考量時間の中で、考えなくてはならないことが、幾つかあります。一つは質問(TOPIC)に対する答えです。例えば、質問が「Do you think~?」なら、YesかNoか、どちらかを決める必要があります。

 次に、その見解をサポートする理由を2つ考えます。更に、より中身を濃くするために、それぞれの理由の具体例を挙げる必要があります。つまり、わずか3分の間で、この3つを考えなくてはならない、ということです。

<3分間の考量時間で考えねばならない3つの事項>

①質問(TOPIC)に対する答え

②2つの理由

③理由の説明をわかりやすくするための具体例

 これら3つの事項を、しっかりと抑えた上で、書き始めます。英検2級ライティングテストは「手書き」ですので、英語を書くことそのものに、それなりの時間が取られてしまいます。ここで急ぎ過ぎると、綴りを間違えたりすることにもなりかねません。

 また、書きながら、語彙や文法といった言語面にも意識を払う必要があります。焦っていると、be動詞や前置詞、冠詞などが抜け落ちることがあります。こういった「小さなミス」をしないよう、細心の注意を払いながら書く必要があります。

 ですので、この10分間は、アイデアを張り巡らせるのではなく、書くことにフォーカスすべきです。だからこそ、「アイデア出し」などは、最初の3分間の考量時間で、ある程度仕上げておきたいところです。

<書くための10分間で気を付けたいこと>

①綴りなどのミスをしないようにする

②言語面(文法・語彙)に意識を払う(語の「抜け」に注意する)

③書くことだけにフォーカスする

 そして、残り2分間を見直しに充てます。この時、3つの項目をチェックします。①内容面では、きちんと質問(TOPIC)に答えているか。②構成面では、きちんと段落分けができているか。③言語面では、ケアレスミスがないか。これらをチェックします。

<2分間の見直しですべきこと>

①内容面のチェック

②構成面のチェック

③言語面のチェック

 こういったことに留意しながら、実際に作文の練習をしてみて下さい。ただ漫然と書くのではなく、です。その方がより実践的な練習が可能となり、練習したことが本番の試験にも生かしやすくなります。

 私が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「英検対策」では、「英検2級ライティングテスト対策」を「完全マンツーマン」で行っております。時間配分を含めた実践的な練習方法をアドバイスし、結果につなげていきます。

 また、生徒さんが書いた作文の添削および指導も行っております。その際、内容面、構成面、言語面の3つの側面でのフィードバックを行い、より良い作文が書けるようサポート致します。

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