指導経験の浅い英語教師がすべきこと


 機械的な作業をこなしていると、経験が積み上がって行かず、それが財産になりにくい仕事もありますが、英語教師はそうではありません。1回授業をこなす毎に経験値が上がります。そうして積み上げたものが、英語教師にとっての「財産」になります。

 多くの授業をこなすことで、何をどう教えるべきかが瞬時に判断できるようになる。その意味で、「良い英語教師」になろうと思えば、ある程度、場数を踏む必要があります。ですので、英語を教えるチャンスがあるなら、躊躇なく教えに行くべきです。

 かく云う私も、英語教師駆け出しの頃は、「来るもの拒まず」という姿勢で、頂いたオファーは全て受け、積極的に英語を教える場を増やすよう努めていました。

 私は、28歳の時に、英語・英会話スクールを立ち上げました。自身のスクールを経営する傍らで、英語教師としての幅を広げるために、他所へも英語を教えに行っていたのです。大学、専門学校で非常勤講師を務めた他、企業や官公庁にも英語講師として出向きました。他にも、家庭教師のオファーがあれば、受けていました。

 そうして、英語を教える場を増やすことで、英語教師としての経験値を上げたかったのです。また、それがひいては、自身のスクールに通う生徒にとっての「授業満足度」の向上につながるのではないか、とも考えていたのです。

 「これから英語教師になりたい!」という方は、ぜひ「英語を教える場」を積極的に設けて頂きたいのです。例えば、中学校の英語教員になりたい方であれば、学習塾でアルバイト講師を募集していれば、すかさず応募するとか。

 或いは、学習塾や予備校で英語を教えたいということであれば、募集しているところを探して、どんどん応募する。或いは、親戚や近所の子供に無償で英語を教えることがあってもいいでしょう。この時点での目的は、お金を稼ぐことではなく、経験を積むことだからです。

 そうして、「英語を教える場」を作り、経験を積む。これが、英語教師の腕を磨く上で最も重要なことです。ただ、それだけでは不十分です。経験の浅い英語教師は、そこに反芻の場を設ける必要があります。自らの授業を振り返り、改善点などを模索するためです。

 「オンライン英語教室のUB English」が開講する「Teacher trainingコース」では、経験の浅い英語教師を対象に、実際に先生が行った授業を反芻し、Teacher trainerが適宜、指導技術などのアドバイスを行います。ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。