指導経験豊富な日本人英語講師が「カフェ英会話」を薦めない理由


 ここ最近(2020年4~6月)は、コロナの影響で、「カフェ英会話」はあまり見かけなくなりましたが、それ以前は、カフェに行くと、英会話のレッスンをしている光景をよく目にしました。

 「カフェ英会話」とは、ネット上で英会話講師を見つけて、講師、生徒が互いにスケジュールを調整した上で、近所のカフェで「おしゃべり英会話」を行うというもの。本項をお読みの方で、スタバなどのカフェを利用される方なら、見たことあるのではないでしょうか。

 この「カフェ英会話」。都市部の英会話スクールに通学するよりは、気軽にレッスンを受けられるというメリットがあります。また、英会話スクールとは違って、講師との直接契約になるため、受講料が安く済みます。この点も、生徒にとっての魅力の一つです。

 こうしたメリットがあることは認めつつも、私は、「カフェ英会話」はお薦めしません。本項では、その理由を述べたいと思います。

 まず、そもそも「カフェ」は「教室」ではありません。ですから、設備などの面で、カフェはレッスンに適しているとは言えません。中には、店内にホワイトボードを持ち込んでレッスンをしているのを見たことがありますが、いくら何でもやり過ぎです。その場を「教室化」させているのですが、はっきり言って、他のお客に迷惑です。

 次に、レッスン内容。設備の不足から、レッスンでできることには限界があります。ボードを使っての説明や、リスニングプラクティス、或いは発音のトレーニングなどがしにくいのです。ですから、どうしても、単なる「おしゃべり英会話」に終始しがちです。

 それでも、講師がノウハウを十分に心得ていればいいのですが、私の知る限り、「カフェ英会話」をやっているネイティブ講師の大半が、そうではないように思えます。それ故、レッスンの大半を、講師が好き勝手にしゃべってしまうのです。

 だから、生徒はひたすら聞き役に徹することになります。これでは、生徒の英会話力(とりわけスピーキング力)が伸びるはずもありません。そんな「カフェ英会話」の光景を見ながら、私は内心、「時間とお金のムダだな」と思ってしまうのです。

 ある時、このことに気付いて、「やっぱりちゃんと英語を習いたい!」と思うようになった。そこで、私共「オンライン英語教室のUB English」に来られた方が少なくありません。もし、あなたが同じような思いをされているなら、どうぞお気軽にお問合せ下さい。