「英検2級」の制し方(2)


 英検2級を制する上で、まず取り組むべきこと。それは「英検2級の制し方(1)」で述べたように、リーディング(大問3)とリスニングの解き方を徹底させることです。この2つのパートで、共に8割がた正答できれば、英検2級は半分制したようなものです。

 「そうは言っても、他のパートがボロボロだと、合格できないんじゃないの?」と思う方もおられるかと思います。そこで本項では、英検2級の合格をより確かなものにするために、大問3とリスニング以外のパートの対策法を論じてみたいと思います。

 英検の大問1では、どの級も「語彙問題」が出題されます。これは何を意味するかと言うと、英検は「語彙力」を重視している、ということです。

 この大問1を制するには、2級の対象語彙を把握する必要があります。これには、英検2級用の単語集の活用がお薦めです。とりわけ旺文社の『でる順パス単』は、2級に出題される確率の高い単語・熟語を網羅しているので、同書の活用が最も効率的と言えましょう。

 この『でる順パス単』に収録されている語彙を8割方、習熟するよう努めます。見出し語を見た瞬間、訳語を即答できる状態になるまで、徹底的にやり込むことです。

 その状態にまで語彙の習熟度が達すれば、過去問や大問1だけに特化した問題集を解きます。その後は、単語集と問題集(過去問含む)を併用し、対象語彙の接触頻度を高めます。こうして、2級対象語彙の知識の定着を図ります。ここまでやり込めば、大問1は、全20問中15問程度(約8割)、正答できるはずです。

 次に、大問2。これは、部分的に見て解ける問題(語彙力、文法力を問う問題)もありますが、内容の理解が求められる問題が含まれているので、一応、全文に目を通して、流れを掴むようにしましょう。

 最後に、ライティング。英検のライティングは、①構成面、②内容面、③言語面の3つの要素を包括的に評価するものです。それ故、独学や自己採点が難しいパートです。できれば、自分が書いたエッセイを英語に通じた第三者に見てもらいたいところです。

 「オンライン英語教室のUB English」で開講している「英検対策」では、ライティングの添削、指導、評定を行っております。レッスンは「完全マンツーマン」なので、「他のパートは自分でやるから、ライティングだけ見て欲しい!」といった個々のリクエストにもお応えできます。ご興味ある方は、お気軽にお問合せ下さい。