英検1級二次試験での発音の評価が低い原因とその対策について


 英検1級二次試験の評価項目の中に「pronunciation(発音)」という項目があります。残念ながら不合格だった方の中には、この項目の評価が低かったという方もおられます。

 その原因は何なのか。単に「発音が悪い」というだけではないように思われます。むしろポイントは、発話速度にあるのではないかと思います。

 どういうことかと言いますと、「発話速度が速すぎて、発音の精度が下がっているのではないか」ということです。

 speakingにおいて、fluency「流暢度」を上げるとaccuracy「正確度」が下がり、accuracyを上げるとfluencyが下がる、ということがどうしても起こります。

 ですので、発話速度を速くすると、その分accuracyが落ちる、ということが考えられます。これが、英検1級二次試験での発音の評価を下げる原因ではないかと考えます。

 英検1級二次試験では、最初に「2分間スピーチ」があります。制限時間内に必要な情報を盛り込まねばならないことから、どうしても焦りが芽生えます。

 そのため、知らず知らずのうちに早口になってしまう、ということは十分あり得ることです。実際、私の生徒さんにも、そういう方は少なくありません。

 そして、早口になると、自分ではちゃんと話しているつもりでも、聞き手にとっては、聞き取りづらい英語になってしまっている、という可能性があります。

 ですので、意図的にゆっくりと、そして、はっきりと話すことを心がけて頂くよう、常に生徒さんには伝えています。

 そして、ちょうど良いさじ加減を図ることです。つまり、発音が崩れずに話せる発話速度を体得すべきだ、ということです。

 ただ、この辺りを自分自身で客観的に判断するのは難しいかもしれません。と言うのも、自分ではちゃんと話しているつもりだからです。

 でも、聞く側にとっては、はっきりと聞き取れない箇所が幾つかあるのかもしれない。ですので、自分の話す英語を誰かに聞いてもらって、アドバイスを乞う必要があります。

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