海外を旅行中、現地で出会った人とちょっとした会話をする機会を得た。そんな時、「今までに日本へ行ったことがありますか?」って、聞いてみたいですよね。
さて、これを英語でどう表現するか。「~へ行ったことがある」を英語では、have been toと言います。また、「今までに」という副詞はeverです。
この場合は疑問文なので、haveを文頭に出します。よって、Have you ever been to Japan? となります。
このように、「~したことがある」といった「経験」を述べる際に用いる文法項目が「現在完了形」です。これを「現在完了形の経験用法」と言います。
「現在完了形」の基本は、「have+動詞の過去分詞形」です。先の文を見ますと、「have + been(be動詞の過去分詞形)」となっています。
「現在完了形」の用法は他にもあります。例えば、海外で知り合った人に「ここに来てどれくらい?」と聞かれて、「5日間」と答えるとします。
その場合、I have been here for five days. と言います。このように、現在完了形は、動作の「継続」を述べる際にも用います。これを「現在完了形の継続用法」と言います。
この他、旅行先で、現地の人に「〇〇っていう名所にはもう行きましたか?」と聞かれたとします。この時、「もうそこへは行きました」と答える。これを英語にすると、I have already been there. となります。
このように、現在完了形は、動作の「完了」を表すことができます。これを「現在完了形の完了用法」と言います。
つまり、「現在完了形」には、「経験」、「継続」、「完了」の3つの用法がある、ということです。用途が広い文法項目なので、ぜひマスターしたいところです。
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