「英語が聞き取れない」の正体とは?


 英語の聞き取りを良くするには、ただひたすら英語を聞きまくるのではなく、複合的な対策が必要になります。

 例えば、音声認識を高めること。平たく言えば、「発音力をアップさせる」ということです。

 このように言うと、「えっ、それって、スピーキングの話じゃないの?」と思われた方もおられるかと思います。

 確かに、発音力の強化は、スピーキングに有効です。しかし、それだけでなく、リスニングにも有効なのです。

 なぜなら、英語の音声面(発音)での正しい認識があれば、単語を聞き取りやすくなるからです。

 ここで一つ例を挙げます。「お湯」を英語ではhot waterと言います。これ、多くの日本人は「ホットウォーター」と発音します。

 しかし、英語(アメリカ英語)では、hotの/o/の音が「ア」に近い音になります。加えて、hotの/t/の音は、ほとんど発音されません。日本語の促音(「ッ」)に近い音です。

 また、waterの/a/の音も「ア」に近い音になります。更に、waterの/t/は、二つの母音に挟まっているので、/L/または/d/に近い音になります。また、最後の/r/は舌を反ります。

 ですので、「ハッ・ワーダ(ラ)ー」のような音になります。「ホットウォーター」とは随分違いますよね。

 こういった英語の発音の特徴を知っていれば、「ハッ・ワーダ(ラ)ー」と言われた時、耳はすぐに「hot water」だと認識できるでしょう。つまり、「お湯」だとわかります。

 しかし、「ホットウォーター」という音でしか認識していなければ、「ハッ・ワーダ(ラ)ー」と言われても、耳は何も反応しません。

 これが「英語が聞き取れない」の正体なのです。hot waterと、文字で見ればすぐにわかるのに、話されるとわからない。これは、発音の認識が間違っているからです。

 逆に、発音の認識を高めれば、聞き取れるようになります。だから、発音力を鍛えれば、リスニング力がアップする、と言うのです。

 そこで、私共が運営する「オンライン英語教室のUB English」では「発音矯正」という講座を開設し、発音力の強化を図ります。

 それにより、同時にリスニング力を上げていこうという狙いがあります。ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せください。

 レッスン内容などに関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 尚、2021年6月26日(土)、Amazon Kindleにて『どうすれば英語が聞き取れるようになるのか?』(オンライン英語教室のUB English出版)を発売します。どうぞご利用下さい!