「英語が聞き取れない」。こう、嘆く方が少なくありません。実際、英検やTOEICなどの英語の資格試験においても、リスニングを苦手とする方は多いです。
では、どうすれば英語を聞き取れるようになるのか。そして、リスニング問題での正答率がアップするのか。また、英語を聞き取るコツはあるのか。
これについて、私は『事前に「何を聞くべきか」を明確にせよ!』と、提言しています。ここが明確になっていないと、焦点がぼやけてしまって、聞き取りが難しくなります。
例えば、TOEICのリスニング問題であれば、Where is the conversation taking place?「この会話はどこで行われているか?」といった問題が出題されます。
また、選択肢を見ますと、(A) At an office「事務所で」、(B) At a shop「お店で」、(C) At a factory「工場で」、(D) At a bank「銀行で」など、具体的な場所が並んでいます。
こうなると、自ずと「何を聞くべきか」が明確になります。会話の一部始終を細かく聞き取ろうとするのではなく、ヒントとなる語句をキャッチしようとするはずです。
例えば、会話文の中に「money transfer」という語句が聞こえたとします。これは、「振込」のことです。これが聞けると「銀行」での会話であることがわかります。
このように、事前に何を聞くべきかを明確にすると、その手掛かりを探るようになります。そうして聞くと、情報を得やすくなります。
これは、TOEICなどのリスニング問題だけに通用する話ではなく、英語の聞き取り全般に通用するものです。
例えば、あなたが、外国人観光客がよく来る観光地の土産物店で働いているとします。その場合、外国人観光客のお客さんから英語で質問されることがあるでしょう。
その時、どういった姿勢で相手の話を聞くか。恐らくこの時は、その相手(=お客)が何を求めているのかを知ろうとするはずです。
例えば、「これはいくらか?」(価格)とか、「これは何に使うのか?」(用途)とか、「本国に持ち帰ることができるか?」(税関のルール)などです。
こうした「備え」をして、相手の話を聞こうとする。これは、普段、恐らく無意識のうちにやっていることだと思います。
ですので、それを、他の場面で英語を聞く時にも実践するのです。そうすると、英語を聞き取りやすくなるはずです。ぜひ、お試しください。
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