upsetは「（人）を動揺させる」や「（人の心）をかき乱す」といった意味の他、「（人）に腹を立たせる」や「（人）に不快な思いをさせる」といった意味もある他動詞です。
通常、受動態で用います。例えば、She was upset with me because I was late for the appointment.「私が約束に遅れたので、彼女は私に腹を立てていた」などです。
ここでのupsetはangryに近い意味で、動詞ではあるものの形容詞的に働いています。be upset with Nとbe angry with Nは共に「Nに腹を立てている」という意味です。
なお、be upset with Nのupsetはupsetの過去分詞形です。upsetはupset-upset-upsetと活用する不規則変化動詞です。
upsetのように、受動態で用いることが多い動詞は他にもあります。例えば、disappointもそのうちの一つです。これは「（人）を落胆させる」という意味の他動詞です。
He was disappointed with the test results.「彼は試験結果に落胆していた」などと用います。be disappointed with N「Nに落胆する」という使い方をします。
なお、upsetとdisappointは共に英検準２級によく出る英単語です。英検準２級にお受けになる予定のある方は、ぜひとも覚えておきたい単語です。
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