英語講師の将来性について(3)


 『英語講師の将来性について(1)』では「テクノロジー」の面で、『英語講師の将来性について(2)』では「教育」の面で、それぞれ「英語講師」という職業はなくならないと述べました。

 そして、本項では、「英語講師」という職業がなくならないもう一つの理由である「日本人の学習意欲」について、論じてみたいと思います。

 今、日本では(全世界的に言えることですが)、小学生から大学生までが、学校で英語を学んでいます。また、英語を習っている幼稚園児もいます。加えて、多くのビジネスパーソンも英語を学んでいます。更に、リタイアした高齢者も英語を学んでいます。

 まさに老若男女問わず英語を学んでいる状態です。学校の科目になっているもので、英語以外に、これほど幅広い年齢層の人々が学んでいるものが、他にあるでしょうか。敢えて言えば「体育」(=スポーツ)ぐらいでしょうか。

 ですので、ひとくちに「英語講師」と言いましても、色んな講師がいます。幼稚園児を対象に英語を教えている英語講師もいれば、大学生を相手に英語を教える講師や教授もいます。また、民間の英語・英会話スクールで、社会人を相手に英語を教える講師もいます。

 何故、これほど多くの日本人が英語を学んでいるのか。学生の場合は、「必須科目なので仕方なく」学んでいる人がほとんどかもしれません。ビジネスパーソンなら、「仕事で英語が必要だから」ということもあるでしょう。

 では、それ以外の人たちはどうかと言うと、「純粋に英語を学びたいから学んでいる」という人が少なくありません。英語が好きかどうかはともかく、「英語ができるようになりたい!」という意欲を持った人が日本にはたくさんいるということです。

 例えば、「外国から来たお客さんと直接、英語で会話がしたい」といった思い。こうした思いは、例えテクノロジーが進化して、自動翻訳機の性能が上がったとしても、消えることはないでしょう。こうした「英語を学びたい!」という意欲が、人々の間から消え去らない限り、「英語講師」という職業は、将来もなくならないのではないでしょうか。

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