「It is 形容詞 for N to V.」と「It is 形容詞 of N to V.」の違い


 「It is 形容詞 for N to V.」と「It is 形容詞 of N to V.」は共に重要な英語構文です。この2つ、一見似ていますが、意味は大きく異なります。

 「It is 形容詞 for N to V.」は「NにとってVするのは(形)だ」という意味です。以下に例を挙げます。

 It is important for us to keep regular hours.「我々にとって規則正しい生活をするのは重要だ」といった具合です。

 この文の形容詞(important「重要な」)は、不定詞句(to keep regular hours「規則正しい生活をすること」)を修飾しています。

 一方、「It is 形容詞 of N to V.」は「VするとはNはなんて(形)なんだ」です。以下に例を挙げます。

 It is kind of you to help me carry a bag.「かばんを運ぶのを手伝って下さるとは、あなたはなんて親切なんだ」といった具合です。

 この文の形容詞(kind「親切な」)はyou「あなた」を修飾しています。この点が「It is 形容詞 for N to V.」と「It is 形容詞 of N to V.」の大きな違いです。

 英語構文については、ざっくりと理解するのではなく、意味と用法を正しく理解することが重要です。そうすれば、英作文や英会話でも使いこなせるようになります。

 「オンライン英語教室のUB English」の「基本英文法」では、英語構文の意味や用法を正しく理解するためのトレーニングを行っています。

 指導経験豊富な日本人英語講師(英語講師歴20年以上)が、わかりやすく、ていねいにお教えします。レッスンは「完全マンツーマン」&「完全オンライン」で行います。

 英語構文を正しく理解し、使いこなせるようになりたい方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスンに関する詳しいご相談は「無料個別カウンセリング」で承っています。

 なお、2024年2月10日(土)、Amazon Kindleで『英語構文問題集』を発売します。どうぞご利用下さい!