「It is time S V.」のVはなぜ過去形?


 「そろそろVした方がいいよ」と英語で言いたい時、「It is time S V.」という構文を使って表現することができます。

 例えば、親が子に「そろそろ寝なさい」と言う時は、It is time you went to bed. と言います。

 他には、「そろそろ新しい靴を買ったら」と言いたい時には、It is time you bought a new pair of shoes. と言います。

 これら2つの例文を見て、「なぜ動詞が過去形なの?」と不思議に思った方もおられるかと思います。

 そう、「It is time S V.」のVは過去形です。なぜなら、この構文は仮定法過去の一種だからです。仮定法過去とは、現在の事実に反する内容を述べる時に用いる文法項目です。

 例えば、If I were you, I would not buy that car.「僕だったら、あの車は買わないね」など。私はあなたではないので、If節の中の動詞は過去形(were)になります。

 これと同じ理屈で、「It is time S V.」のVも過去形になります。「そろそろVした方がいいよ」ということは、現在はまだVしていない状況です。よって、仮定法過去です。

 こうした理屈を理解した上で、英語構文をマスターしていく。そうすると、英会話において、表現の幅がグンと広がります。

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