sayが持つ意外な意味とは


 レッスンで「sayってどういう意味ですか?」と尋ねると、多くの生徒さんが「言う」と答えます。

 確かに、sayには「~を言う」という意味があります。例えば、When I asked him to lend me some money, he said no.「彼にお金を貸してと尋ねた時、彼はNoと言った」など。

 しかし、「say=言う」という具合に、一単語一訳語式に覚えるのは少々危険です。と言うのも、sayには「言う」以外の意味もあるからです。

 例えば、To acquire a new language, it takes a while, say, two or three years. という文。この時のsayは、果たしてどういう意味か。

 この文を日本語に訳すと、「新しい言語を習得するには、しばらく時間がかかります。約2、3年は」となります。つまり、このsayは「約」という意味です。

 このsayは文中に挿入し、数詞の前に置き、概算を挙げる際に用いることができます。上記の例文のようにsay単独で用いる場合と、Let’s (=Let us) say…と言う場合があります。

 この他、Do you like Japanese food, say, sushi?「あなたは日本食が好きですか?例えばお寿司とか」というように、具体例を挙げる時にもsayを使えます。

 このように、sayには「~を言う」だけでなく「約」や「例えば」という意味もありますので、一単語一訳語式の丸暗記ではなく、第二義や第三義も覚える必要があります。

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