findが持つ意外な意味とは


 「findってどういう意味ですか?」と尋ねると、多くの生徒さんが「見つける」と答えます。

 確かに、findには「~を見つける」という意味があります。例えば、I need to find a place to stay.「滞在場所を見つける必要がある」など。

 しかし、「find=見つける」という具合に、一単語一訳語式に覚えるのは少々危険です。と言うのも、findには「見つける」以外の意味もあるからです。

 例えば、I find it difficult to solve this math problem. という文。この時のfindは、果たしてどういう意味か。

 この文を日本語に訳すと、「この数学の問題を解くのは難しいと思う」となります。つまり、このfindは「(~だと)思う」という意味の動詞です。

 findの直後のitは形式目的語と言って、特に意味はありません。意味上の目的語はto solve this math problem「この数学の問題を解くこと」です。

 「find it 形容詞 to V」(Vすることが[形]だと思う)または「find O (to be) C」(OがCだと思う)という構文を用いる際のfindは「(~だと)思う(わかる)」という意味です。

 このように、findには「~を見つける」だけでなく「思う(わかる)」という意味もありますので、一単語一訳語式の丸暗記ではなく、第二義や第三義も覚える必要があります。

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