tellが持つ意外な意味とは


 「tellってどういう意味ですか?」と尋ねると、多くの生徒さんが「話す」と答えます。

 確かに、tellには「話す」という意味があります。例えば、①Tell me about your trip.「あなたの旅について話して」など。

 しかし、「tell=話す」という具合に、一単語一訳語式に覚えるのは少々危険です。と言うのも、tellには「話す」以外の意味もあるからです。

 例えば、②Nobody can tell what will happen in the future. という文。この時のtellは、果たしてどういう意味か。

 この文を日本語に訳すと、「将来、何が起こるかは誰にもわからない」となります。つまり、このtellは「わかる」という意味の動詞です。

 tellを「話す」という意味で使う場合は、他動詞として用いるため、その直後に「人」の目的語が必要です。実際、①の例文を見ますと、Tellの後にme「私に」という「人」の目的語を置いています。

 一方、②の例文では、tellの後に「人」の目的語がありません。この時のtellは自動詞で「わかる」という意味として使っています。

 このように、tellには「(人に)話す」だけでなく「わかる」という意味もあります。ですので、一単語一訳語式の丸暗記ではなく、第二義や第三義も覚える必要があります。

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