「不定詞の意味上の主語」とは


 不定詞(to V)は、文中で主語になることができます。以下に例文を挙げます。

(例)To learn a new language is difficult.

「新しい言語を学ぶのは難しい。」

 この文の主語は、To learn「学ぶのは(学ぶことは)」です。これは、不定詞の名詞的用法で、文頭に置くことができます。

 但しこれは、不定詞をよほど強調したい場合に限られ、通常は「It is 形容詞 to V.」の構文を使って表現します。

 先の例文を「It is 形容詞 to V.」の構文を使って言い表すと、It is difficult to learn a new language. となります。

 この文における文法上の主語はItですが、これ自体には意味がありません。よって、このItは形式主語と呼ばれ、意味上の主語は、不定詞であるto learn「学ぶのは」です。

 この文に「私に(とって)は」を付け加える場合は、不定詞の前にfor meを置きます。つまり、It is difficult for me to learn a new language. とします。

 この「It is 形容詞 (for N) to V.」の構文は、実に使い勝手の良い構文ですので、ぜひとも覚えておきましょう。

 「オンライン英語教室のUB English」の「基本英文法」では、不定詞など、中学校で習う英語の文法項目の習熟をサポート致します。

 指導経験豊富な日本人英語講師(英語講師歴20年以上)が、わかりやすく、ていねいに解説します。レッスンは「完全マンツーマン」&「完全オンライン」で行います。

 ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容等に関する詳しいご相談は「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 なお、本日[2023年10月7日(土)]、Amazon Kindleで『不定詞がわかる本』を発売します。どうぞご利用下さい!