小学校で英語が教科化されて以降、私共のところにも、英語を習わせたいという小学生の親御様からの問い合わせをよく頂くようになりました。
その際、何をどう教えるべきかがポイントとなります。例えば、英文法。果たして、教えるべきなのでしょうか。
これについては、英語教員の間でも意見が分かれるところかと思います。実際、私の意見としましても「半分Yes、半分No」です(*中途半端な立ち位置ですみません・・・)。
例えば、英検対策を受け持つ際、3級以上だとライティングがあります。また、大問1の語彙問題にも一部、文法問題が含まれます。
よって、英検3級以上の合格を目指すとなると、最低限の英文法の知識が必要になります。だから、英文法を完全に避けることはできません。
とはいえ、『今日は「比較」を勉強しましょう』とか『今日は「関係代名詞」を』などと明示的なアプローチをとると、授業が退屈なものになる恐れがあります。
では、どうすればいいのか。英文法を独立した形で教えるのではなく、授業の中に組み込む形で教えるべきではないでしょうか。
例えば、先に挙げた英検対策であれば、「読む、書く、聞く、話す」のアクティビティの中に英文法を組み込んでしまう、ということです。
つまり、英文法は必要に応じて触れる、ということです。例えば、ライティングで「~よりも〇〇だ」と生徒が書きたかったといった場合には「比較級」を教える、と。
英文法は、こうした必然がある中で学ばせた方が吸収しやすいはずです。特に小学生は。と、私は思うのですが、先生方はいかがお考えでしょうか?
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