生徒に英文を訳させるのは是か非か?


 英語の授業を英語で進める。中学校や高校の英語の授業で推奨されていますが、これを実行すると、生徒に英文を訳させる機会がなくなってしまいます。

 本当に、生徒に英文を訳させない方がいいのか。これについては、専門家の間でも様々な意見があります。

 私個人的には、生徒に英文を訳させることは「時に必要」との立場をとります。なぜか?生徒に英文を訳させると、英文の内容を細部まで理解しているかどうかがわかるからです。

 もちろん、内容把握問題を用意し、それを生徒に解かせることでも、英文内容をどれだけ理解できているかの把握はある程度できます。

 でも、それだけだと、細かい部分の意味が取れていなかったり、単語や構文の知識が抜け落ちたままになってしまったりすることもあります。

 もっとも、全文訳をするとなると、かなり時間がかかってしまうため、他の活動ができなくなってしまうかもしれません。

 なので、「ここはちゃんと理解できているかな?」という箇所だけを生徒に訳させる、という形でもいいと思います。

 いずれにせよ、訳読は、全肯定も全否定もせず、「必要な箇所に適宜用いる」というのがいいのではないでしょうか。

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