TOEICで正解の選択肢を素早く見抜くコツ


 私が、TOEIC(L&Rテスト)を受験すると、リーディングセクションを10~15分程、早めに終わらせて、見直しに時間を充てるようにしています。このように言うと、生徒から「何でそんなに早く終わるのですか? 何かコツがあるんですか?」と聞かせます。

 TOEICを早く解くコツ。幾つかありますが、一つは、正解の選択肢を素早く見抜くコツを掴むことです。正解の選択肢を素早く見抜くコツ。これにも幾つかあるのですが、本項では、その一部を解説したいと思います。

 TOEIC(とりわけPart3、4、7)の選択肢には、幾つかの正解パターンがあります。そのうちの一つが「抽象化」です。「抽象化」とは、本文中で使われている具体的な語句を、選択肢で抽象的な語句に言い換えることです。

 例えば、本文中でvegetables and fruits「野菜や果物」という表現があるとすれば、それを選択肢ではgroceries「食料品」と言い換える、などです。vegetables and fruits「野菜や果物」が「具体的」であるのに対して、groceries「食料品」は「抽象的」です。

 他にもあります。a five-star hotel「5つ星のホテル」をaccommodation「宿泊施設」に、shirts and jackets「シャツやジャケット」をclothes「衣服」に、a dining table「食卓」をfurniture「家具」に、weather forecast「天気予報」をinformation「情報」に、それぞれ言い換える。これらは、いずれも個別の単語を「総称」に言い換えるパターンです。

 この他、call Ms. Gupta「グプタ氏に電話する」をcontact someone「誰かに連絡する」に言い換えるというパターンもあります。call「~に電話する」をcontact「~に連絡する」に、Ms. Gupta「グプタ氏」をsomeone「誰か」に、それぞれ言い換えています。いずれも具体的な語を抽象的な語に言い換えています。

 こういった言い換えパターンを熟知すれば、TOEICにおいては、正解の選択肢を素早く見抜きやすくなります。ですので、「TOEIC対策」に取り組む際、問題集を解いた後、丸付けだけで済ませるのではなく、本文で使われている語句と選択肢で使われている語句との「言い換え」に着目し、そのパターンを覚えるようにしましょう。

 「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、今回取り上げた「抽象化」など、TOEICによくある「言い換えパターン」を適宜、指導しております。それにより、解答速度と正答率のアップを目指します。ご興味ある方、お気軽にお問合せ下さい。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。