TOEICのリスニングでよく出る「間接疑問文」とは?


 「オンライン英語教室のUB English」では、「TOEIC対策」を開講しているのですが、授業中、「間接疑問文」について、説明をする機会が結構あります。そこで、本項では、TOEIC、とりわけリスニングセクションでよく出る「間接疑問文」について解説します。

 そもそも、「間接疑問文」とは何か。「疑問詞疑問文」の場合、「疑問詞」が文頭に来ますよね。例えば、What time does the meeting start?「会議は何時開始ですか?」など。What (time)という「疑問詞」を文頭に置き、その後、助動詞+S+Vという語順になります。

 一方、「間接疑問文」は、疑問詞が文の途中に来ます。例えば、Do you know what time the meeting starts? という文。「疑問詞」のWhat (time)を、文頭ではなく、文の途中に置いていますね。こういった文を「間接疑問文」と言います。

 この例文の意味は、「会議が何時に始まるか、ご存知ですか?」です。先程の「疑問詞疑問文」では、疑問詞what timeの後に、代動詞のdoesを挟んで、S+Vとなっていましたが、「間接疑問文」では、助動詞のdoesが消えています。

 「疑問詞疑問文」と「間接疑問文」の文意はほぼ同じで、応答の仕方も同じです。例えば、「3時です」と答える場合は、What time does the meeting start?と聞かれようが、Do you know what time the meeting starts?と聞かれようが、「At 3 o’clock.」と答えます。

 「間接疑問文」は、「Do you know~?」(~を知っていますか?)と尋ねてはいますが、「Yes/No疑問文」ではなく、あくまでも「疑問詞疑問文」の扱いです。ですので、答える時に、YesやNoで答えるのではなく、「時刻」を答えます。

 ですので、TOEICのPart2の問題で、質問文が「間接疑問文」である場合、YesやNoで答えている選択肢があれば、それは「ひっかけ」を狙った「誤答」ですので、選ばないようにしましょう。

 「間接疑問文」では、Do you know~?の他、Could you tell me~?「~を教えて頂けませんか?」やPlease tell me~.「~を教えて下さい」などが、疑問詞の前に付くことがありますが、ポイントは疑問詞を聞き取ること。疑問詞さえ取れれば、正解の確率が高くなります。

 如何でしたか? 「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、TOEICでよく出る語の意味や用法および文法項目を、指導経験豊富な日本人英語講師が、わかりやすく、ていねいに解説致します。ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。