何かをきっかけに「英語を教えたい！」と思うようになった。とはいえ、その思いを実現するために、何から始めていいのかがわからない。そのために身動きが取れずにいる。そんな方を対象に、本項では「まず、何をすべきか」を論じて参ります。
まず、誰を相手に英語を教えるかを考えるといいでしょう。小学生を相手に英語を教えたいのか、中高生なのか、それとも大学生や社会人なのか。それによって、身に着けるべきスキルや資格（免許）、および英語力が異なります。
例えば、中高生を対象に、学習塾で英語を教えたいと考えるなら、学習塾の募集要項を見てみるといいでしょう。指導経験が必要なのか、未経験者もＯＫなのか。まだ、英語を教えた経験のない方なら、「未経験者もＯＫ！」のところに絞る必要があります。
この他、どの程度の英語力を求めているかを知る必要があります。例えば、社会人を相手に「ＴＯＥＩＣ対策」を担当したいと考えるなら、ＴＯＥＩＣの高いスコア（９００点以上など）が求められるでしょう。
実際、多くの英語講師の募集要項には、英語力に関する記載があります。例えば、小中学生対象の個別指導の学習塾なら「英検２級以上」など。こうした募集要項の情報を確認した上で、求められる英語力を身に着けるための英語学習に取り組むべきでしょう。
もちろん、英語講師は、幅広い英語の知識を身に着けておく必要があるため、資格を取って、応募要件さえ満たせばそれでよし、というものではありません。不断の努力が必要なことは、言うまでもありません。
とはいえ、希望する場所で、英語講師の職に就くには、相手が求める要件をクリアしなくてはなりません。ですので、それをクリアするまでは、「資格奪取」にこだわった英語学習をしてもいいのではないかと思います。「幅のある英語学習」は、その後からでもできます。
まとめますと、まず、どこで誰を対象に英語を教えるのかを絞ること。その上で、その世界で求められる英語力を把握し、そのための英語学習に励むことです。そうして、首尾よく英語講師になれたら、英語力に幅を持たせるための英語学習に取り組むことです。
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