「学校英語」を「ビジネス英語」に活かす方法(8)【完了形編】


 「ビジネス英語」を習うと言うと、何か特別な英語を習うといったイメージを抱きがちですが、あくまでも中学や高校で習った英語の応用編にすぎません。ですので、「ビジネス英語」をマスターしたい方は、「学校英語」を使えるレベルにまで引き上げる必要があります。

 本項では、「学校英語」の必須項目の一つでもある「完了形」を採り上げます。「完了形」を「ビジネス英語」の場面で、どのように用いるのか。この点を、具体例を用いて、解説したいと思います。尚、本項では、「現在完了形」にフォーカスします。

 まず「現在完了形」の基本形は、「have+Vpp(動詞の過去分詞形)」です。また、「現在完了形」には「継続」、「完了」、「経験」の3つの用法があります。

 では、一つ会話の用例を挙げてみましょう。A: How long have you worked for your company? B: For five years.。この会話では、AはBに「勤続年数」を尋ねています。

 Aの文を訳すと、「あなたは御社でどれくらいの期間、お勤めですか?」となります。過去のある時に入社し、その状態が現在にまで及んでいる。こういった時に「現在完了形」を用います。これを「現在完了形」の「継続用法」と呼びます。

 もう一つ別の例を挙げます。A: Have you finished your monthly report, yet? B: Yes. I submitted it to my boss two days ago. [A:月次報告書をもう仕上げましたか? B:はい。2日前に上司に提出しました]。

 現時点である行為が完了している。この状態を表す場合、「現在完了形」を用います。これを「現在完了形」の「完了用法(又は結果用法)」と言います。

 最後にもう一つ例を。A: Have you ever worked in the textile industry? B: No, never. [A:あなたは今までに繊維業界で働いたことがありますか? B:いいえ、ありません]。AはBの「経験」を問うています。これを「現在完了形」の「経験用法」と呼びます。

 このように、「現在完了形」には、3つの用法があります。それぞれの意味や使い方をきちんと理解した上で、「ビジネス英語」でも使いこなせるようにしましょう。

 「学校英語」を理解すれば「ビジネス英語」もできるようになります。ビジネスで英語を使うために「学校英語」をきちんと習いたい方、「オンライン英語教室のUB English」までお問合せ下さい。英語初心者でも対応可能な「ビジネス英語コース」をご用意しております。