英語を独学でマスターするのは可能か?


 新型コロナウイルスの感染拡大で、学校が休校になり、多くの生徒が自習を余儀なくされました。学校教員は、自習用課題を作成し、生徒に郵送で配布するなどしました。しかし、成果はと言うと、積極的に自習に取り組み、学力を伸ばした生徒は少数派だったようです。多くの生徒は、勉強がはかどらないことを嘆き、親はそのことに焦りを感じていたのです。

 私も、大学で「TOEIC講座」を受け持っているのですが、今年(2020年)の前期は、対面授業が全て中止となり、オンライン授業となりました。オンライン授業と言っても、その大半は双方向のものではなく、ただ課題を与え、生徒がそれに取り組むというものです。その成果は正確には把握できていません。一応、カリキュラムはあるものの、目の前で生徒が取り組むところを見てはいないので、彼らがどれだけ習熟したかはわかりません。

 「勉学とは、そもそも人から教わるものではなく、学習者が自分で学び取るものだ」といった意見があります。これは、勉学の本質をとらえた意見であり、私も基本的には同意します。とはいえ、「自習」や「独学」だけで、生徒が全てを習熟するとも思えません。もし、それが可能なら、コロナが流行るずっと前から、「通信教育」などがもっと普及し、学習塾や英会話スクールは淘汰されていたはずです。しかし、現実には、そうなってはいません。

 書店に行けば、英語の問題集や参考書はいくらでも手に入ります。また最近は、英語学習アプリが増え、スマホで英語学習に励むことも技術的には可能です。それだけ「自習」できる環境が整っているにも関わらず、日本人の英語力が大きく伸びたとは思えません。やはり、英語講師が発問し、生徒が考え、それに答える。また、生徒が質問し、講師がそれを解説するといった「双方向のやり取り」が、学びには不可欠なのではないでしょうか。

 英語講師の役目は、単に英語を教えることだけではありません。生徒が目標に向かって英語学習を進めるための方向性を示したり、間違った方向へと進まぬよう軌道修正したりもします。また、生徒が学習意欲を低下させた時、生徒を励まし、鼓舞する役目も担っています。私は自身の英語講師としての役目をこのようにとらえ、授業に臨んでいます。

 これまで「独学」で英語を頑張ってきたけれども、どうも最近、頭打ちになり、伸び悩んでいる。どうにか突破口を見い出したい。それには、今のスタイルを変える必要があるのかもしれない。そうお考えの方は、どうぞお気軽にお問合せ下さい。

 「オンライン英語教室のUB English」では、あなたの独学をサポートしつつ、「双方向のやり取り」を重視したレッスンをご提供することで、英語学習の相乗効果の創出を図ります。あなたの英語力アップのお手伝いをさせて頂きます。