「英文読解」や「英語資格対策」のレッスンをしていると、本文中に「過去完了形」が登場することがあります。そこで、私が「ここは過去完了形が用いられていますね」と言うと、「すみません、過去完了形って、よくわかってないんですけど」という生徒がいます。また、多くの生徒が「現在完了形は何となくわかるんですけど、過去完了形っていうのが、どういう時に使うものなのかが、いまいちよくわかりません」と言います。そこで、本項では、「過去完了形とは何ぞや」ということについて、論じてみたいと思います。
「過去完了形」の一番の特徴は、「過去の2つの事柄があって、そのうちの古い方を指す時に用いるもの」です。例えば、By the time we arrived at the train station, the 7-o’clock express train had already gone.(我々が電車の駅に到着した時には、既に7時の急行列車は出てしまっていた)といった文です。
ご覧の通り、一つの文の中に、過去の2つの事柄があります。一つは「駅に到着した」で、もう一つは「急行列車が出た」です。このうち、より古いのは、後者です。つまり、「急行列車が出た」方が、「(我々が)駅に到着した」よりも、先に起こった出来事です。
この時に、had+動詞の過去分詞形(以降Vpp)の「過去完了形」を用います。そして、着目すべきは、前半の節の時制です。By the timeからstationまでの前半の節の時制はarrivedと、「過去単純形」になっています。
つまり、had+Vpp「過去完了形」は、一つの文の中では、1回しか使わないということです。また、had+Vpp「過去完了形」は、それ単独で用いるのではなく、「過去単純形」を含んだもう一つの節とセットで用いられることが多いということです。
これに該当しないのは、「時制の一致」のケースです。例えば、John said that he had already done his homework.「ジョンはもう宿題を済ませたと言っていた」という文。Johnの発言を直接引用すると、I have already done my homework.「もう宿題を済ませたよ」だったはずです。この発言をしたのと、宿題を済ませたのと、どちらが古い出来事かと言うと、後者(宿題を済ませた)です。よって、that節は一つ時制を古くしなければならないので、had+Vpp「過去完了形」を用いています。
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