「学校英語」を「ビジネス英語」に活かす方法(7)【比較編】


 このブログで、私は常々言っていることですが、ビジネスの場で英語を活かすには、中学や高校で習った、いわゆる「学校英語」をしっかりとマスターし、使いこなせるようにすることが肝要です。

 『「学校英語」を「ビジネス英語」に活かす方法』のシリーズでは、「学校英語」で教えられる英語の文法項目を取り上げ、「ビジネス英語」として使う具体例を挙げながら、解説を加えます。本項は、「学校英語」の必須項目の一つである「比較」です。

 まず、「比較級」を見てみましょう。The price of this vacuum cleaner is higher than that of that one.「この掃除機の価格は、あの掃除機の価格よりずっと高い」。high「高い」は、1音節からなる形容詞なので、比較級にする時は、語尾に「er」を付けます。

 その直後のthanは「~よりも」という意味の前置詞で、比較級では欠かせない語です。thanの後のthatはpriceの代名詞です。また、higherの前のmuchは「ずっと」という意味の副詞で、比較級を強める役割を果たしています。

 もう一つ例を挙げます。The new secretary is more efficient than the previous one.「新しい秘書は、前の秘書よりも有能です」。efficient「有能な」は、3音節からなる形容詞なので、比較級にするには、前にmoreを付けます。

 このように、比較級には2つのタイプがあり、一つは語尾に「er」を付けるもの、もう一つは前に「more」を付けるもの、です。前者は1音節、後者は3音節以上の形容詞(又は副詞)です。音節とは、母音の数のことです。

 次に「最上級」を見てみましょう。I think that Rebecca Moore is the most qualified candidate of all.「私は、Rebecca Mooreが全ての中で、最も適任の応募者だと思う」。qualified「適任の」は、3音節からなる形容詞なので、最上級ではthe mostが付きます。

 もう一つ例を。What is the fastest way to get to Edinburgh from London?「ロンドンからエディンバラへ行くための最も速い方法は何ですか?」。fast「速い」は1音節からなる形容詞なので、最上級にする時は、語尾に「est」を付け、前には定冠詞のtheを付けます。

 「学校英語」を理解すれば「ビジネス英語」もできるようになります。ビジネスで英語を使うために「学校英語」をきちんと習いたい方、「オンライン英語教室のUB English」までお問合せ下さい。英語初心者でも対応可能な「ビジネス英語コース」をご用意しております。