IELTSスピーキングテスト対策(パート1のポイント)


 IELTSスピーキングテストは、3つのパートで構成されています。そのうち、パート1は、主に日常的な話題が扱われます。

 例えば、「食事」がテーマだとすれば、What do you usually eat for breakfast?「あなたは、朝食には普段、何を食べますか?」といった受験者個人の習慣を問うものが出ます。

 この他、Do you think it is important to eat breakfast? [Why?]「あなたは、朝食を摂るのは重要だと思いますか?[なぜですか?]」といった意見を求める質問もあります。

 これらの質問、そう難しくはありませんよね。でも、油断は禁物です。あくまでもテストですから、点数になる答え方をしなくてはなりません。

 ここで抑えるべきポイント。それは「問われた内容に対して、忠実に答えること」です。「な~んだ、そんなの当たり前のことじゃないか!」と言うなかれ。これができていない人が意外と多いのです。特に、英会話に自信のある人ほど、慎重になるべきです。

 と言いますのも、「たくさんしゃべった方が、点数が上がるだろう」という思いがあるためか、けっこう長々と話してしまう人がいるのです。その割に、質問内容とは、少しずれた回答になってしまっている、といったことがしばしばあります。

 例えば、先の例題(Do you think it is important to eat breakfast? [Why?])に対する回答として、以下のように答える人がいます。

Yeah. I eat fruit and salad for breakfast. I think it’s healthy. After that, I go jogging because I believe that taking regular exercise is also good for health.

「ええ。私は朝食にフルーツとサラダを摂ります。それは健康的だと思います。その後、ジョギングに出かけるのですが、定期的な運動することもまた体に良いと思うからです」。

 これ、一見すると、もっともな回答に見えますよね。でも、質問の核心部分からは、ずれてしまっています。質問の核心部分は、「朝食を摂るのは大事か?」という点です。ですので、この部分に触れる必要があります。以下に回答例を挙げます。

Yes. I think it is important to eat breakfast because we need some energy to study or work. Also, I’ve heard that eating breakfast helps us improve concentration.

「はい。私は、朝食を摂るのは重要だと思います。なぜなら、勉強や仕事をするには、エネルギーが必要だからです。また、朝食を摂ると集中力が高まると聞いたことがあります。」

 この回答例では、「朝食を摂ることが大事である理由」を述べています。because以下、およびAlsoの後がそれに当たります。

 このように、「問われたことに対して、忠実に答えること」が、IELTSスピーキングテスト・パート1のポイントです。

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