英検3級対策①(関係代名詞をおさらいしよう!)


 英検3級の大問1(語彙問題)は15問ですが、その内訳は、だいたい単語問題8問、熟語問題4問、文法問題3問です。

 問題番号で言うと、No.13~No.15の3問が、文法問題です。英検3級は「中学卒業レベル」ということもあり、中学英語で習う文法項目がターゲットとなります。

 中でもよく出るのが「関係代名詞」です。よって、英検3級を受験する方は、関係代名詞の使い方を、きちんとおさらいしておきたいところです。以下に、例題を挙げます。

 The book (     ) I borrowed from the library last week was very interesting.

1. that   2. what   3. where   4. who

 この文の意味は、「私が先週、図書館で借りた本は、とてもおもしろかった」です。さて、空所には何が入るか。

 まず、関係代名詞の問題を解く時は、空所の前に注目します。空所の前の「先行詞」を確認します。先行詞とは、関係代名詞以下から修飾を受ける語(名詞)です。

 ここでは、book(本)が先行詞です。先行詞が「もの」なので、4. whoは消えます。なぜなら、whoは「人」の先行詞が必要な関係代名詞だからです。

 また、3. whereは、「場所」の先行詞をとる関係詞(関係副詞)です。よって、これも消えます。

 2. whatは、これ自体に「こと」や「もの」という意味の先行詞が含まれています。この問題では、先行詞(=book)が存在するので、whatは不可です。

 よって、正解は、1. thatです。thatは、先行詞が「人」でも「もの」でもOKの関係代名詞です。

 また、今回、先行詞のbookは、動詞borrowの目的語なので、thatは目的格の関係代名詞です。thatは、「主格」にも「目的格」にもなれる関係代名詞です。

 もし、選択肢にwhichがあれば、それも可です。whichは先行詞が「もの」で、主格、目的格、どちらでも使える関係代名詞です。

 以下に、関係代名詞(that, which, who)の特徴をまとめます。

関係詞先行詞(人)先行詞(もの)主格目的格
that
which×
who×

 whoは、目的格としても使用できますが、厳密に言うと、whoの目的格はwhomです。ただ、英検3級の問題で、whomが問われることは、恐らくないと思います。

 また、上記の問題で選択肢にあったwhatやwhereは、高校英語の範囲なので、これらが、英検3級の問題で正解になる確率も低いと言えましょう。

 ですので、上の表で挙げた3つの関係代名詞(that, which, who)をしっかり抑えるようにしましょう。

 それには、教科書や参考書を見直すと同時に、たくさんの練習問題を解くのが一番です。そうして、関係代名詞の知識を定着させましょう。

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