今週は、「英検１級単語の覚え方」と題して、英検１級対象語彙の語の成り立ちなどを主に紹介してきました。
そして今日は、私、瀧井 謙（＝オンライン英語教室のUB English代表）の英検１級語彙対策について、書いてみたいと思います。
私自身、英検１級の壁を突破するにあたり、最も苦労したのは、やはり大問１の語彙対策でした。
私はそれまでに、アメリカのカレッジを卒業し、オーストラリアで仕事をした経験もありました。
それでも、英検１級の過去問に初めて挑戦した時、大問１の問題を見て、面食らいました。選択肢の単語をほとんど知らなかったのです。
その時点で、英語圏に６年も暮らした経験もあり、普段、英語でのコミュニケーションでは、大きな支障はなかったのに、です。
実際、英検１級の大問１で登場する単語は、いずれも「日常語」ではありません。言うならば「難語」です。
ですので、英語圏在住歴云々は、全く関係ありません。英検１級に受かるには、英検１級専用の語彙対策を別途行う必要があります。
そこで、まず取り組んだのは、市販の単語集です。単語集に載っている単語をどうにか覚えようと、何度も、何度も見返して、暗記を試みましたが、なかなか覚えられませんでした。
「単語集だけで覚えるのは無理がある。様々な工夫が必要だ」。そう痛感し、単語カードを作成するようになりました。
単語カードと言いましても、受験生がよく使うようなリング付きのものではありません。少し大きめのサイズのカードです。
そのカードの一番上に見出し語（単語）を書き、その下に訳語や例文を書きました。更に、記憶の助けとなるように、語呂合わせや語の成り立ち（語源）も書き添えました。
かつては、「語呂合わせなんて邪道だ」と思っていたこともあったのですが、カッコつけている場合ではありません。もう、なにふり構わず、です。
語呂合わせについては、実はそれ以前に、ちょっとした下地がありました。英検準１級対策のために通っていたスクールで教えていた先生が、語呂合わせが大好きだったのです。
ものすごく真面目なキャラなのに、語呂合わせを連発し、そのギャップが面白かったのです。そこから自分でも、語呂合わせを作るようになりました。
その他、アメリカカレッジ卒業後、オーストラリアで仕事をし、その後、日本の大学（英文科）に３年次編入したのですが、その時に習った語源に興味を持ちました。
リーダーズ英和辞典や新英和大辞典にも、少し語源は載っていますが、それでは物足りず、英語語源辞典まで買って、単語の語源を調べた時期がありました。
その経験から、英検１級対象語彙も、語源を調べ、語の成り立ちの把握に努めたりもしました。それを、先に述べた単語カードに少しメモしておきます。
この他、英和辞典や英英辞典などをフル活用し、例文を調べ上げ、ターゲットとする単語と相性の良い語句を調べたりもしました。
この知識があると、実際に問題で出た時に、空所の前後にある単語がヒントとなって、正解を選びやすくなることがあります。
こうして、作った単語カードを何度も、何度も見返します。そうして、一通り知識が定着すれば、再び単語集に戻ります。
そして、単語集に載っている単語のうち、８割ほどの単語を、見出し語を見た瞬間、訳語を即答できる状態にまで持っていきます。
その状態に達すれば、いよいよ実践練習です。過去問や予想問題集を解きます。同時に、単語集や単語カードも見返します。
「実践問題を解く」―「単語集や単語カードを見返す」―「実践問題を解く」―「単語集や単語カートを見返す」・・・。こうして「行ったり来たり」を繰り返します。
随分、気の遠くなるような話ですよね。実際、かなりの時間を要しました。しかし、凡人の私には、それが必要だったのです。
今、このブログを読んで下さっている方と言うのは、英検１級に挑戦しようという方で、英語の基礎力は、かなり高い方だと思います。
ですので、もっとスマートなやり方を心得ておられるかもしれません。あくまでもご自身にあったやり方で進めて頂くのが一番だと思います。
ただ、一つ言えるのは「英検１級語彙対策にショートカットはない！」ということです。この点を肝に銘じて、英検１級対策に取り組んで頂ければと思います。
英検１級対象語彙は、とにかく数が多くて難しい。よって、一人でやっていると、時に心が折れそうになることもあります。そんな時は、どうぞお気軽にお問合せ下さい。
「オンライン英語教室のUB English」の「英検１級対策」では、あなたの英検１級語彙対策をサポートいたします。
レッスンは「完全マンツーマン」で行います。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。
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