40~50代の英語学習法①(まず何をすべきか?)


 前々から英語をやろう、やろうと思いつつ、なかなか始められない。「今年こそやるぞ!」と年頭に誓いを立てたものの、結局何もせず、年末を迎えてしまった。

 こういった40~50代の方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。やろう、やろうと思いつつ、何故、なかなか始められないのか。

 その原因は「まず何をすべきか」がはっきりしていないからです。だから、前に進むことができないのです。

 英語学習に限らず何事も、「第一歩を踏み出す」というのが、最もエネルギーの要る作業だと思います。

 逆に言うと、「第一歩を踏み出す」ことができれば、物事は半分成功したようなもの、と言っても過言ではありません。

 では、まず何をすべきか。それは、「現状把握」です。これができないと、取り組みようがありません。

 今、自分の英語力は、どれぐらいのレベルなのか。ここを正しく把握することから、全てが始まります。

 では、どうやって現状を把握すればいいのか。例えば、英検やTOEICといった資格試験を活用するというのは、有効な一手です。

 英検であれば、英検の公式ホームページに、過去問が掲載されています。それをPCにダウンロードして、解いてみる。

 解説はありませんが、解答は載っていますので、一通り解き終えた後、自分で丸付けができます(*作文は一問一答式ではないので除きます)。

 作文を除く筆記試験(読解問題や語彙問題など)とリスニング問題を解き、どれぐらい正答できるかをチェックします。

 英検は、自分で受ける級を選ぶことができます。例えば、今の実力が中学英語を抑えたぐらいかなと思えば、3級の過去問を解いてみるといいでしょう。

 英検の級の目安は、3級が中学卒業レベル、準2級が高校中盤レベル、2級が高校卒業レベルです。

 例えば、まず3級にトライし、筆記試験とリスニングの正答率が7割を超えているようであれば、合格とみなすことができます。

 その場合、その上の準2級にチャレンジするといいでしょう。そして、準2級でも7割以上正答できているようなら、2級に挑戦してみる。

 こうして、状況に合わせて、級を選ぶことができます。3級で8割、準2級で7割正答できた。しかし、2級は5割程度だった。

 こうなれば、2級に合格するだけの英語力を身に着ける必要がある、ということがわかります。

 英検2級に合格するだけの英語力とは、つまり、中学英語、高校英語の語彙や文法を理解し、長文やリスニングに対応できる能力を有していることを意味します。

 これがわかれば、英語学習に取り組みやすくなります。例えば、「英検2級対策」を通じて、英語力の底上げを図るというのは、一つの有効な英語学習法と言えます。

 あるいは、高校英語の総復習をやってみるのも一法です。その際、高校の英語の教科書を使って学ぶのではなく、文法や長文の問題集を解いてみることをお薦めします。

 問題集を一通り解いてみて、正答率が悪かった箇所を重点的に強化するという方法があります。

 例えば、文法の問題集を取り組んだ際、「分詞」の正答率が他の文法項目に比べて低いとします。その場合、分詞の理解が十分でないと考えられますので、分詞の復習をします。

 復習は、英文法の参考書を使って行うといいでしょう。「分詞」の項目を開いて、例文などを見ながら、理屈を理解するよう努めましょう。

 感覚で覚えるのではなく、理屈を理解する。この方が、大人(とりわけ40~50代)は習熟が速いです。

 今年(2020年)も、残り半月余りとなりました。今年は、コロナで皆さん、大変な思いをされたかと思います。

 年頭に立てた「今年こそ英語を!」との誓いも、コロナのせいで、どこかに吹き飛んでしまったかもしれません。

 しかし、幸いなことに、英語学習は、その気になれば一人でもできます。また、レッスンを受けようと思えば、オンラインでの受講も可能です。

 つまり、英語学習は、感染のリスクを避けながら遂行することが可能だということです。ですので、来年(2021年)こそは、英語学習の第一歩を踏み出そうではありませんか。

 「オンライン英語教室のUB English」では、「これから英語を始めよう!」という40~50代の方に、様々なコースをご用意し、手厚いサポートをさせて頂いております。

 ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せください。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

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